...自分の身銭を切って投資するのは勇気が必要だ...
...彼が買った車は身銭を切って買ったものだと聞いた...
...このプロジェクトに関しては、誰も身銭を切らずに逃げ出したがった...
...彼女は自分の身銭で学費を支払い、大学を卒業した...
...彼が起業するにあたって、身銭を切ってリスクを負った...
...身銭を切る嬉しさ...
有島武郎 「骨」
...岡崎氏は今では身銭(みぜに)を切つて...
薄田泣菫 「茶話」
...「ほんとにさうだつたね」と二つ返事で身銭(みぜに)を切つて払つてやると猶(なほ)よかつた...
薄田泣菫 「茶話」
...身銭(みぜに)を切っては尽くすという気前で...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...身銭を切って恐ろしく方々へ...
橘外男 「雷嫌いの話」
...身銭を切つて屡々遊ぶ余裕のあつたとも思はれぬ彼れであつたから...
坪内逍遙 「斎藤緑雨と内田不知菴」
...みんな足(た)しない身銭(みぜに)を切って菓子だの果物だのと持って来ては...
寺田寅彦 「枯菊の影」
...桂庵(けいあん)が身銭を切り...
徳田秋声 「縮図」
...大抵の留置人は身銭を切っても留置場増設を引き受けたくなるだろう...
戸坂潤 「社会時評」
...貧乏人のくせに身銭(みぜに)を切って馬鹿囃子を雇い...
中里介山 「大菩薩峠」
...身銭(みぜに)を切ってまで突留めるところは突留めないと...
中里介山 「大菩薩峠」
...身銭(みぜに)をきっておごってみたり...
中里介山 「大菩薩峠」
...それでも相当に今日まで身銭(みぜに)を切っているから...
中里介山 「大菩薩峠」
...ぽんと身銭(みぜに)を切った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...勝てば供物をうばい負ければ自ら身銭を切った...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...彼らはもっぱら身銭を切って壮麗な催しをし...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...身銭を払って買ったもんですぜ」「こっちへよこせ」と松田が叫んだ...
山本周五郎 「さぶ」
...人のために身銭を切ってなんでもひき受けてくれるから――内儀(かみ)さんの言葉をそのまま...
吉川英治 「宮本武蔵」
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