...種彦は知己(ちかづき)の多い廓の事とて適当の人を頼んで身請(みうけ)や何かの事は追(おっ)ての相談に...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...この女を身請けしていずれかへ囲(かこ)って置くつもりらしい...
中里介山 「大菩薩峠」
...この際その商人とやらの身請け話を断わらせて...
中里介山 「大菩薩峠」
...――実は主人は溜屋の養子で、――車坂本店の御新造様が、まだ月々の帳面を御覧になりますが、去年の暮から、身請やら、普請やらの出費で、千両近い穴があいております...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...薄雲の身請は引け祝とも五百両はかかっていると言うから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...おりんの身請けをするという話もありますよ」「よしよし...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ひどい苦面で親許身請をし...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...死骸同様の娘を無理強いに親許身請をさせ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...身請(みうけ)の相談になつてゐるさうだ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...身請けの相談になっているそうだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...吾妻屋に身請(みうけ)されてからも...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...千両箱を積んで身請(みう)けをし...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...吾妻屋に身請されてからも...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...利助 同じ事ぢやねえか! 俺があん時一山当てた金でお前を身請けしてゐなかつたら...
三好十郎 「地熱」
...あの売女奴(ばいため)を身請(みうけ)しよう」千六は感激に溢るる涙を拭いもあえず首肯(うなず)いた...
夢野久作 「名娼満月」
...満月ことを御身請(おみうけ)なされまして...
夢野久作 「名娼満月」
...お前を身請(みうけ)するのだ」「……ミウケ……」「そうだ...
夢野久作 「冥土行進曲」
...妹の身請(みうけ)の金と...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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