...横(よこ)に靡(なび)いて婉轉(ゑんてん)として流(ながれ)を操(あやつ)り...
泉鏡太郎 「飯坂ゆき」
...いくら辞柄を婉曲(えんきょく)にしてみたところで...
谷崎潤一郎 「細雪」
...非常に婉曲(えんきょく)にではあったが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...その無名氏なるものがカイザー・ウィルヘルム二世であることが誰にも想像されるようにペンク一流の婉曲(えんきょく)なる修辞法を用いて一座の興味を煽(あお)り立てた...
寺田寅彦 「ベルリン大学(1909-1910)」
...余の貧しき詞藻(しそう)は幽婉典雅等...
永井荷風 「江戸芸術論」
...「嵯峨(さが)や御室(おむろ)」で馴染(なじみ)の「わたしゃ都の島原できさらぎという傾城(けいせい)でござんすわいな」の名文句から思い出の優婉(ゆうえん)な想像が全く破れる...
中里介山 「大菩薩峠」
...柔婉(しなやか)な体格(からだ)をもった彼女の足音は猫のように静かであった...
夏目漱石 「明暗」
...婉曲に対手(あいて)の感情を害せぬように叮嚀(ていねい)に争うのである...
新渡戸稲造 「国際聯盟とは如何なものか」
...婉曲に言ひあらはされ過ぎてゐると私は思ふのであるが...
平林初之輔 「政治的価値と芸術的価値」
...もう酒場に婉な姿はなかった...
正岡容 「わが寄席青春録」
...当時はいまだ若く妖婉で...
正岡容 「わが寄席青春録」
...また今様(いまよう)の美術文学家は往々婉麗の一方に偏し...
正岡子規 「俳諧大要」
...婉麗に偏する者は少女(おとめ)と言ひ金屏(きんびょう)と言へば則ち以て直ちに是(ぜ)とし...
正岡子規 「俳諧大要」
...了音婉娘小玉(玉卿の三妾)倶在二房外一...
南方熊楠 「蓮の花開く音を聽く事」
...すなわち婉曲語法の中にそれを緩和することを...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...彼はラテン語の優婉・優雅を持っていて...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...頗る婉麗(えんれい)な肉感的なもので...
夢野久作 「暗黒公使」
...優婉典雅にあらはされてゐるが...
吉川英治 「折々の記」
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