...彼女の身許について、私はよく知らない...
...あの男性は身許が高いらしい...
...この婚姻届には、身許欄に氏名を記入してください...
...まだ身許が分からない状況にある...
...身許を明かさずに、ただの旅人だと言っていた...
...身許(みもと)の知れない覆面の人物を本艇や僚艇に出入りすることを許したようだ」そのあとは...
海野十三 「怪星ガン」
...そして身許(みもと)不明の轢死(れきし)婦人のハンドバッグの底に発見せられたのも...
海野十三 「赤外線男」
...被害者の身許(みもと)を調べてみると...
海野十三 「獏鸚」
...推定被害者長吉の身許(みもと)については...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...東京で首括(くびくく)りとか身投げなどの身許(みもと)の分らない者を身寄りの者が出て来るまで仮に埋葬する所であった...
高村光太郎 「回想録」
...身許保證(土地借入...
種田山頭火 「行乞記」
...香港(ホンコン)へ行くとか云ふ身許(みもと)の知れぬ女とが声を合(あは)せて歌ふのを聞付けた...
永井荷風 「黄昏の地中海」
...そうしたことをしでかすまでに至る彼ら一人一人の身許(みもと)調べの欠けているのが...
中島敦 「李陵」
...お島の身許は手を変え品を変えて調べたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...平次は皆川半之丞の身許を調べました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...許すわけにいかないよ――」「…………」「お前の身許を洗ってみようか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...娘の身許は一向解りませんが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「あの辻斬野郎の身許は分りましたよ」膝行(いざ)り寄って渋茶の茶碗を引寄せながら...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...奉公人たちの身許をいちいち報告しました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...藝子と客の間にできた子でせう」「身許がわかるやうな品物とか書き附けとか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「いろ/\訊きたいが、今度は隱さずに話してくれるだらうな」「えゝ」「例へば、お前の身許だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...身許判明の手懸りになるような...
牧逸馬 「土から手が」
...「ふうむ、役者をたずねて、雲助にかどわかされた、あわれな娘をたすけたというのは、なかなか後生気が出たものだが、一てえ、その娘の身許は、何ものなのだ?」「そいつが、何しろすっかり気が昂(たか)ぶって、取り止めもねえことばかりいっているので――大した高慢な口を利くだけで、わけがわからねえ――」と、法印は、しょげて、「何でも、舞台を見て気がふれた、芝居気ちげえに相違ねえ――人にさんざ苦労をかけながら、早う雪どのの、ありかを探してたも――早う逢わせや――と、来るんだよ」「へええ――」と、闇太郎は、笑いそうになったが、急に何を思い当ったのか、六(むつ)かしげに眉を寄せて、「して、その娘は、どこにいるんだ」「あすこの横町にかごを置いて、おれが方々、宿屋を叩いているわけさ」「どれ、一目、その娘をのぞいてやろう」「親分がか?」「うむ、まん更(ざら)心当りがねえでもねえのよ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
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