...あの人、身持ちがいいんだよね...
...彼女は身持ちが悪いから、いい服が買えないんだって...
...身持ちのいい人からのプレゼントはすごく贅沢なものが多いよね...
...あの人の身持ちは、父親が大金持ちだからだよ...
...彼は身持ちが崩れて、今は借金まみれだそうだ...
...小町 小野の小町の代りに! それはまた一体どうしたんです?使 あの人は今身持(みも)ちだそうです...
芥川龍之介 「二人小町」
...民子は身持になったが...
伊藤左千夫 「野菊の墓」
...練吉のひきつゞく不身持にはたつた一つの取柄があつた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...八「唐土にても墨張とて学問にあまり精を入れしゆえにつりし蚊帳(かや)が油煙にてまっ黒になりしという故事に引きくらべて文盲儒者の不性(ぶしょう)に身持ちをして人に誇るものあり...
寺田寅彦 「人の言葉――自分の言葉」
...身持ちが幾らかなおったかと思われることさえもあった……...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...駈落する以前からおすがは身持に成つて居た...
長塚節 「芋掘り」
...この娘の兄さんは身持放埒(はうらつ)で行方知れずさ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...まことに身持の良い方で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「久六は不身持から片輪者になり...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お鮒の身持のことを訊くと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...大工の半次の身持はどんな具合か...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...近頃の板倉屋の新六郎の身持ちだ」「諦めてゐましたよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...身持がおさまらぬので不幸な彼女は...
浜尾四郎 「死者の権利」
...お客(きやく)の有無(あるなし)にかゝはらず勝手氣儘(かつてきまゝ)の身持(みもち)をして呼(よ)ばれましたからとて返事(へんじ)をしやうでもない...
樋口一葉 「この子」
...その身持(みもち)や酒を飲む飲まないという特別な註まで...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...たまたま他人の知らせによってその子の不身持(ふみもち)などの様子を聞けば...
福沢諭吉 「教育の事」
...そなたの身持が変ったのも...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...間違いなく身持ちが悪かったのです...
J. S. レ・ファニュ J.S.Le Fanu The Creative CAT 訳 「ドラムガニョールの白い猫」
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