...あの人、身持ちがいいんだよね...
...彼女は身持ちが悪いから、いい服が買えないんだって...
...身持ちのいい人からのプレゼントはすごく贅沢なものが多いよね...
...あの人の身持ちは、父親が大金持ちだからだよ...
...彼は身持ちが崩れて、今は借金まみれだそうだ...
...たいへん身持ちがよくありませんね...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「翩翩」
...本妻の実家は資産のある金物(かなもの)問屋の事とて兼太郎の身持に呆(あき)れ果て子供を引取って養育する代り本妻お静の籍を抜きやがて他へ再縁させたという話である...
永井荷風 「雪解」
...よそながら夫の身持を見守るためでござりまする」「ああ...
中里介山 「大菩薩峠」
...そこで、福村をうっちゃることができて、こうして、いい気持で乗込んだのもかなりに図々しいが、今までの身持を、この際すっかり忘れて、平気でそれを引寄せて、うれしがっている神尾も神尾です...
中里介山 「大菩薩峠」
...これが本当の身持であったなら...
中里介山 「大菩薩峠」
...六兵衞は身持放埒(はうらつ)で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あの番頭の身持と店中の評判を訊いて來てくれ」平次はいきなりこんなことを言ひます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...近頃は身持が良いのか」「ヘエ――」「変な返事だな...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...恐らくあの醜男(ぶをとこ)で不身持な爲三郎が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...有髮(うはつ)の尼(あま)さながらの身持で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...大方身持のせゐだらう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ドストイエフスキイ的不身持ちから...
萩原朔太郎 「室生犀星に就いて」
...倶樂部(ぐらぶ)のお仲間(なかま)にいたづらな御方(おかた)の多(おほ)ければ夫(そ)れに引(ひ)かれて自(おの)づと身持(みもち)の惡(わる)う成(な)り給(たま)ふ...
樋口一葉 「われから」
...酒飮みで同時に不身持な妻に縛りつけられた男に付きものゝ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...彼はその同僚の細君が身持ちの悪いという以前からの噂を突然思い出した...
堀辰雄 「菜穂子」
...「お前のやうな不身持な男には...
正宗白鳥 「幼少の思ひ出」
...不身持の評判も聞えはするが...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...彼女らのからだつきとその身持ちとは...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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