...あの人、身持ちがいいんだよね...
...彼女は身持ちが悪いから、いい服が買えないんだって...
...身持ちのいい人からのプレゼントはすごく贅沢なものが多いよね...
...あの人の身持ちは、父親が大金持ちだからだよ...
...彼は身持ちが崩れて、今は借金まみれだそうだ...
...身持ちになつてゐるのがある...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...わたくしはこれから身持を改めます...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...「三輪の万七親分は、お神楽の清吉をうんと働かせて、新助の身持と、越後屋へ入るまでの奉公先を洗っていますよ」ガラッ八はそんな事を言って来ました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お勝手向きを切り廻しております」「番頭さんの身持は?」「よく存じませんが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「ヘエ、――それも存じておりますが、血が付いていちゃ、気味が悪うございます」「どうして付いた血だ」「主人を介抱しようと思いましたので、ヘエ」こう言ってしまえば何でもありませんが、平次は一脈の疑念が残っているらしく、番頭が向うへ行ってしまうと、ガラッ八に言い付けて、文次の身持と、金の出入(でいり)、借金、貯蓄等のことを調べさせました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...久吉の身持は、お弓というものがあったせいか、店中でも堅い方で、貯蓄らしいものもほんの二三両はあります...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「身持は?」「こんな稼業の女にしちや...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...小僧の庄吉は白雲頭の何んにもわからず、平次は最後に家中の人と人の關係、近所の噂、わけても番頭幸七の溜めつ振り、手代良助の身持、浪人多賀小三郎の懷ろ具合などを、八五郎と又六に調べさせて、自分は一と先づ歸る外はなかつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...まことに身持の良い方で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...男つ振りが良いので身持が修(をさ)まらず...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...身持ちがよくない上に...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...清吉は運転手になってから身持がよくなく...
浜尾四郎 「死者の権利」
...酒飮みで同時に不身持な妻に縛りつけられた男に付きものゝ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...不身持の評判も聞えはするが...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...自然身持ちが修まっていくようでした...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...今までも不身持な女子(おなご)のこの末はどうなり申すべきか...
森鴎外 「そめちがへ」
...身持の女房がにわかに産を催し...
柳田国男 「山の人生」
...あのひとが来て呉れれば身持を直すと聞いて...
山本周五郎 「落ち梅記」
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