...いずれも寄り集まりの身性知(みじょうし)らずの人間共でしょう...
中里介山 「大菩薩峠」
...まだ身性(みじょう)がわからんかいのう」「まだわからんちうがのう...
中里介山 「大菩薩峠」
...まだ貴様の身性(みじょう)を調べたわけではないのだ――連れはあるのか...
中里介山 「大菩薩峠」
...どうやらあの『晒し』の身性を御存じらしい...
中里介山 「大菩薩峠」
...当人の身性(みじょう)に不明なところがあって...
中里介山 「大菩薩峠」
...むしろ問題の女賊そのものの身性(みじょう)である...
中里介山 「大菩薩峠」
...身性のはつきりしない者は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...身性(みじやう)がよくわかつてをります」「で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「その法印の身性を知つてゐるのか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その娘の身性(みしやう)をまだ訊かなかつたな」「平右衞門町の上總屋(かづさや)伊八の娘で」「そいつは合點が行かないね...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...自分の身性を覺(さと)つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それが私しの今の身性(しんしょう)残らずなんだ...
広津柳浪 「今戸心中」
...しかしいま呼び起こされたのが高貴性と献身性だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...「して、そなた一人、よばれましたのか?」「はい、わたくし一人、お名ざしでござります――が、かまえて、悪(あ)しゅうはふるまわぬつもりでござりますゆえ、御懸念には及びませぬ」菊之丞は、じっと愛弟子をみつめたが、「何となく心もとないが、しかし、そなたの身性を、あの人々が、気がついているはずは、万に一つも、あるはずがないと思われる...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...追っかけまわす――身性(みしょう)を知って...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...身性(みしょう)が曝(ば)れでもすると...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...貴様の身性がマツトウであつてこそだ...
三好十郎 「妻恋行」
...当所にはどういうわけでご逗留かな」「どうも至ってやくざな身性(みしょう)で...
吉川英治 「新・水滸伝」
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