...彼女は身分相応の洋服を着ている...
...職場では身分相応の振る舞いを心がけている...
...彼の収入には身分相応の贅沢ができる...
...結婚相手は身分相応の人を選びたいと思っている...
...社会的地位によって身分相応の扱いがある...
...それならば身分相応ですから...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...ちゃんと身分相応ふところ相応の三等で行った...
大杉栄 「日本脱出記」
...しかしものは身分相応と云うことがある...
谷崎潤一郎 「細雪」
...身分相応に結婚して...
ダウィット Jacob Julius David 森鴎外訳 「世界漫遊」
...曰(いわ)く身分相応...
ダウィット Jacob Julius David 森鴎外訳 「世界漫遊」
...身分相応な結婚をするそうだという噂が立った...
ダウィット Jacob Julius David 森鴎外訳 「世界漫遊」
...頭部に黄金の林檎のついた身分相応な杖を携えながら...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...この外父が身分相応の従僕も三人ばかりいたので...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...ぼろ片(きれ)よりも汚ならしい見じめな無花果の枯葉がわたくしには身分相応であらう...
永井荷風 「枯葉の記」
...長吉(ちやうきち)にはもつと身分相応(さうおう)な立身(りつしん)の途(みち)がありさうなものだといふ気がした...
永井荷風 「すみだ川」
...「これもいけねえ」米友は身分相応な木賃宿(きちんやど)かなにかを求めているのだが...
中里介山 「大菩薩峠」
...健三は身分相応な額を定めた上...
夏目漱石 「道草」
...痩(や)せ我慢では無けれど交際(つきあひ)だけは御身分相応に尽して...
樋口一葉 「十三夜」
...いはゆる身分相応な卓子会議を開いてゐたものでな...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...ちょうどその中庸(ちゅうよう)を得て親が娘のために毎週一度位若い男を家へ招いて身分相応の御馳走(ごちそう)をします...
村井弦斎 「食道楽」
...身分相応に悪魔のお父(と)っさんの4305お気に入るような事をいたす積(つもり)で...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...彼はその欲望を身分相応にとどめ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...身分相応の御奉公をするためには...
山本周五郎 「日本婦道記」
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