...私の身中(みうち)を虫が這うように...
ギィ・ドゥ・モオパッサン Guy de Maupassant 秋田滋訳 「狂人日記」
...君自身中々熱心な素人探偵でもある様だから...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...これが獅子身中の虫というのである...
大隈重信 「東亜の平和を論ず」
...獅子身中の虫といわざるを得ないのです...
高神覚昇 「般若心経講義」
...弁護のしついでに、この男の、身中の虫、「芸術家」としての非情に就いても、ちょっと考えてみることに致しましょう...
太宰治 「女の決闘」
...いかに切(せつ)なく身中(みうち)にしみ渡つたであらう………...
永井荷風 「すみだ川」
...そのひゞきは二人が身中に進み入りて呼びつ応へつするが如し...
永井壮吉 「偏奇館吟草」
...天宮より降って我が身中に入ると思念し...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...斯う云う奴のあるのは塾の為(た)めには獅子(しし)身中(しんちゅう)の虫と云うものだ...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...是(こ)れぞ所謂(いわゆる)獅子身中(しんちゅう)の虫で...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...もし女人を見れば、心欲想を発し人の善法を滅す、もし女人の身に触るれば、身中罪を犯し、人の善法を滅す...
南方熊楠 「十二支考」
...道家の説に彭(ほう)姓の三尸(し)あって常に人身中にあり...
南方熊楠 「十二支考」
...斬れ! そいつを斬れ! なぜ斬らぬ! 斬らんか! 利根の甚伍左獅子身中の虫だ...
三好十郎 「斬られの仙太」
...殊(こと)に眼(め)の肉と嘴(くちばし)の肉は第一番の上客に差上げるとしてある位で鯛の全身中第一等の美味だね...
村井弦斎 「食道楽」
...聞く獅子の身中に虫ありて獣王だも...
山路愛山 「英雄論」
...二十幾挺かの銃身中に...
吉川英治 「上杉謙信」
...つづいて尊氏も師直と共に自身中国へ下向(げこう)していたのである...
吉川英治 「私本太平記」
...自身中国へ出馬し...
吉川英治 「新書太閤記」
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