例文・使い方一覧でみる「物的な」の意味
スポンサーリンク...自分がそれと結託している下等な動物的な性質の故に恥を感ずべき理由をもっていない人間はたぶんいないであろう... 
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...それ以後彼の粗暴さは以前よりももつと本能的な動物的な狡猾さを具へて来た...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...理性といふよりはむしろ動物的なこの嗅ぎつける力のお蔭で...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...最後まで副人物的な役割を勤めるこの一主要人物は...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...之によって決定される物的な生産力は...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...物的な生産力の与件は...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...つまり死ぬことは理論的には生物的な死と社会的な死亡とのことだが...
戸坂潤 「思想としての文学」
...前法主としての生物的な絶対的関係に何の関わりもあり得ないことだ...
戸坂潤 「社会時評」
...日常的ということは又俗物的なことでもなくてはならぬ...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...人間的な審美感をぬきにした物質的な動物的な肉体そのものの温みがよく出ていた...
豊島与志雄 「死の前後」
...天才の力強いしかし多少怪物的な生活は...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...我々の自己が個物的なればなるほど...
西田幾多郎 「絶対矛盾的自己同一」
...――かうした動物的な心を創つた神樣のやうなものに對して...
林芙美子 「暗い花」
...「脳神経の栄養を主としたる即物的な家庭療法」が...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...またその植物的なものうげな豊満さで...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ルイスヒェン」
...物的ならぬイデアの認識は可能になるのである...
三木清 「認識論」
...絵巻物的な稲妻や雷鳴が連想される暗さなのだ...
吉川英治 「随筆 新平家」
...花田君子から私は動物的な感触とピカデリあたりの聯隊旗（れんたいき）みたいな嘔吐物（おうとぶつ）をうけたのだ...
吉行エイスケ 「恋の一杯売」
便利！手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう？？