...俺自身の運命を開拓する...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...或は意を狹くして詩に一身の運を寄するも可ならむ...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...二十面相自身の運転する自動車で...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...そのうえ被害民自身の運動は遅々として行き悩んでいる...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...僕等自身の運動はもとより...
大杉栄 「日本脱出記」
...まるでクーキンがわが身の運命と組み打ちしながら...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「可愛い女」
...自然自身の運動に基いて展開される代りに...
戸坂潤 「科学論」
...ただ彼女自身の運命に忠実であってくれるようにということ...
豊島与志雄 「運命のままに」
...神は或程度まで我々に自分自身の運命を創(つく)る力を與へてゐます...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...自身の運命を悲しんで一年の三度の長精進などもしていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...それとともに自身の運命も歎かれた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...宮は御自身の運命を悲しくばかり思召されるのであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...こんなにも愛してくれる母に心配ばかりをかける自身の運命が悲しくて姫君は泣いてしまった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...勿論これが身の運の岐(わか)れ路(みち)であった故に...
柳田国男 「海上の道」
...とうてい習得しがたい身の運のようなものを具えていたことを...
柳田国男 「山の人生」
...自分自身の運命とを結びつけようとしている事になるのです...
夢野久作 「死後の恋」
...彼女自身の運命までも葬らなければならぬほどの深刻な窮地に陥れて行くべく余儀なくされた...
夢野久作 「少女地獄」
...それから四十余日後の身の運命など...
吉川英治 「新書太閤記」
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