...衛星自身の運動だけのためにも一〇五回の食が起るはずであるのを...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...手古奈が身の運命を一切神の捌きに任せ...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...或は意を狭くして詩に一身の運を寄するも可ならむ...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...二十面相自身の運転する自動車で...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...僕等自身の運動はもとより...
大杉栄 「日本脱出記」
...よりても合はぬ片絲(かたいと)の我身の運(うん)は是非もなし...
高山樗牛 「瀧口入道」
...我が身の運も盡きないのだと思って...
谷崎潤一郎 「三人法師」
...また静かにわが身の運命を思へば……...
田山花袋 「田舎教師」
...哲学というイデオロギー的存在それ自身の運動の基本・基準であるだろうことを...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...のた打ち回る自分自身の運命を...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...あたかも我々自身の運命が我々の裡でひつきりなしにより明らかであると同時により目には見えないものとなつてゆくやうに...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「ドゥイノ悲歌」
...それとともに自身の運命も歎かれた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...いよいよ御自身の運命の悲しさにお泣きになるのであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...それは我身の運命を怨むのだとでも云おうか...
森鴎外 「雁」
...一身の運命も、そう片づけていたし、この室の有様をみても、彼の物ぐさと整頓には不得手な性質をよくあらわしていた...
吉川英治 「私本太平記」
...彼はただ漠(ばく)として、身の運命を、鵜匠の男に託していた...
吉川英治 「源頼朝」
...江漢老人自身の運命を孕(はら)んでいた...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...自分自身の運命も大抵想像出來るのであつた...
若山牧水 「樹木とその葉」
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