...二人の身の破滅だらう...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...殊に黄金仮面の場合では、明智の方は、仮面がとれても少しも構わぬに反し、賊の方は、仮面がはずれ、敵に素顔を見られたら、身の破滅なのだ...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...言うとキザになる」「そうして、悪質な俗物どもの破滅を早めよ……?」「いや、俺自身の破滅さ...
高見順 「いやな感じ」
...それこそこいさんの身の破滅です...
谷崎潤一郎 「細雪」
...お互ひの身の破滅ときまつてゐるんですからね...
徳田秋聲 「或売笑婦の話」
...身の破滅どころか...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その方の一言によって身の破滅をきたすかも知れない男があり...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...自分の身の破滅を空想するくらいに...
直木三十五 「南国太平記」
...身の破滅になると自ら考える者が実に多く...
中村地平 「霧の蕃社」
...自分とお蘭のことを言はれると身の破滅(はめつ)だと思つたに違ひない」平次はつく/″\さう言ふのでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...自分の身の破滅になるような恐ろしい秘密でも...
野村胡堂 「焔の中に歌う」
...なんということなさるの! そんなことしたら私の身の破滅よ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...東には若宮のことは身の破滅となること故...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...けだしこれはおそらく直ちに身の破滅の徴標となるであろうからである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...――身の破滅...
山本周五郎 「山彦乙女」
...この高氏の身の破滅……ついに空(むな)しゅう見てしまったがの……佐渡の資朝卿だけは...
吉川英治 「私本太平記」
...宗家の彼にそむいたら一ぺんに身の破滅は知れていた...
吉川英治 「私本太平記」
...二人の身の破滅ではないか」「い...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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