...覚束ない身のこなしで...
芥川龍之介 「邪宗門」
...たれにもまねのならないかるい身のこなしで...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「人魚のひいさま」
...食堂で緑川夫人とさし向かいにオートミールをすすりながらの会話にも、身のこなしにも、少しもへまはしなかった...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...身のこなしもどこやら仇(あだ)めいて...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「むかでの跫音」
...その身のこなしや...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「カシタンカ」
...身のこなしは詩人そっくり...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...身のこなし素早く敵のバックスをかわす男だった...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「サセックスの吸血鬼」
...何となく身のこなしも上品で細やか...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 加藤朝鳥訳 「橙の種五粒」
...身のこなしが紅雀のような敏捷で...
野村胡堂 「古城の真昼」
...物言いや表情や身のこなしに...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...親方は身のこなしが型にはまつて居るから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...何んにも言ひませんが、身のこなし、常夜燈(じやうやとう)に透して相手を見上げる顏、いかにも穩かな態度です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...輕捷(けいせふ)な身のこなしは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...身のこなし工合も一人前に...
林芙美子 「ボルネオ ダイヤ」
...あの旅に出かける前の快活な身のこなしが...
原民喜 「美しき死の岸に」
...槍を投げるような――胴をはらうような身のこなしで...
本庄陸男 「石狩川」
...かならず身のこなしや足の運びように...
柳田国男 「母の手毬歌」
...身のこなしは激しく...
山本周五郎 「山彦乙女」
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