...少しく活溌な身のこなしを見せる...
飯田蛇笏 「茸をたずねる」
...そういえば発田の身のこなしには...
梅崎春生 「黄色い日日」
...食堂で緑川夫人とさし向かいにオートミールをすすりながらの会話にも、身のこなしにも、少しもへまはしなかった...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...もっと身のこなしが人間らしい男であったが...
中里介山 「大菩薩峠」
...妙に拔目のない身のこなし...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...舞臺には、二人の美女の外に、麻裃(あさがみしも)を着た口上言ひが一人、月代(さかやき)と鼻の下に青々と繪の具を塗つて、尻下がりの丸い眉を描いて居りますが、顏立は立派な方で、身のこなし、物言ひ、妙に職業的な輕捷(けいせふ)なところがあります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...身のこなしも何となく尋常ではありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...恐ろしい軽捷(けいしょう)な身のこなし...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...身のこなしが輕捷(けいせふ)で折目高な物の言ひ樣をしますが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...毛の多い、豊滿な肉躰で、何處かに押し隱した媚(なま)めかしさがあり、眼の配り、さゝやかな微笑、身のこなし、言葉の匂ひなどから、容易ならぬ聰明さを感じさせる女でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...踊(をど)りの下地があるらしい身のこなしは輕快ですが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...輕捷(けいせふ)な身のこなしは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...堅氣な家の家族には見られない身のこなしで...
長谷川時雨 「「郭子儀」異變」
...身のこなしの活々(いきいき)したるは快き物なり...
樋口一葉 「たけくらべ」
...ほとんどものうげな身のこなしを見ると...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「幸福への意志」
...その飛鳥の身のこなしは...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...その身のこなしがいかにも臆病な老人らしく...
宮本百合子 「海浜一日」
...なにげない身のこなしや眼もとなどに...
山本周五郎 「ちいさこべ」
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