...覚束ない身のこなしで...
芥川龍之介 「邪宗門」
...たれにもまねのならないかるい身のこなしで...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「人魚のひいさま」
...少しく活溌な身のこなしを見せる...
飯田蛇笏 「茸をたずねる」
...身のこなしも聲つきも少しも迫れるさまなく如何にも豐かに鮮かに...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...うまく入り込めるかな?フロント係はジミィの服や身のこなしに感心していた...
オー・ヘンリ O. Henry 大久保ゆう訳 「罪と覚悟」
...もし予備知識なくして、この人に逢ったらその眼光(まなざし)といい、面長な顔、背丈(せたけ)、身のこなし、鼻下の髭さえ除けばあるいはフィリップ殿下と早合点するものがないとも限らない...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...身のこなしはきびきび...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「株式仲買人」
...何となく身のこなしも上品で細やか...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 加藤朝鳥訳 「橙の種五粒」
...むかし鍛えた軽業の身のこなしでもあろうけれど...
中里介山 「大菩薩峠」
...親方は身のこなしが型にはまつて居るから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...身のこなしが芝居染みて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...身のこなしの上品な...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...踊(をど)りの下地があるらしい身のこなしは輕快ですが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...隙のない粋な身のこなしもいっそ凄味に見えるのである...
久生十蘭 「魔都」
...容易ならぬ身のこなしの六つかしさに辟易した...
牧野信一 「山男と男装の美女」
...山田の主人も恭を今までの雇人とは異って持((ママ))り扱って気持のよい身のこなしや小器用な仕事の仕振りを見ると...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...この人はまだ身のこなしなどに洗練の足らぬところがあり...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...よろこびあまる身のこなし...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
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