...たれにもまねのならないかるい身のこなしで...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「人魚のひいさま」
...身のこなしに具わって来ていた...
梅崎春生 「狂い凧」
...その余りにも大胆な身のこなしに...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...この曲者の身のこなしの軽いことです...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...それは馴れた身のこなしであった...
田中貢太郎 「死体を喫う学生」
...身のこなしは詩人そっくり...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...何となく身のこなしも上品で細やか...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 加藤朝鳥訳 「橙の種五粒」
...額越しに闇の中をじっと見込んだ身のこなし...
中里介山 「大菩薩峠」
...その色っぽい身のこなしや...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...商売柄身のこなしの鮮やかな水際立って美しい女です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...踊で鍛(きた)へた若々しい身のこなしを見ると二十二三より上ではありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「それに、声も格服も男だけれど、身のこなしに、妙に柔らかい丸味があるでしょう」「フーム」「それから、女にはよくわかりますが、あの人には男の匂いが無いんです」「――」「もう一つ、先刻、お勝手の落しの揚(あ)げ蓋(ぶた)が曲って居たのへ足を乗せて、思わず落しの中へ落込むと、あの人はキャッと悲鳴をあげたじゃありませんか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...毛の多い、豊滿な肉躰で、何處かに押し隱した媚(なま)めかしさがあり、眼の配り、さゝやかな微笑、身のこなし、言葉の匂ひなどから、容易ならぬ聰明さを感じさせる女でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...本人がいふんです」「女?」「身のこなしがやさしくて器用だつたし...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...身のこなしの活々(いきいき)したるは快き物なり...
樋口一葉 「たけくらべ」
...この人はまだ身のこなしなどに洗練の足らぬところがあり...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...身のこなしが以前よりは明らかに外に現われた...
柳田国男 「木綿以前の事」
...身のこなしは激しく...
山本周五郎 「山彦乙女」
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