...彼女は唯美主義の作品が好きだ...
...彼は自分の人生を唯美主義的に生きたいと思っている...
...唯美主義と現実主義を比較する授業があった...
...彼女は唯美主義の詩を書くのが上手だ...
...唯美主義の美学についての本を読んでいる...
...私の弱い心には徃々にして唯美しいといふよりは寧ろ不可思議な...
近松秋江 「箱根の山々」
...私には唯美しいと見えた...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...蝋細工(ろうざいく)のように唯美しいだけの浜屋の若主人に物足りなかったお島の心が...
徳田秋声 「あらくれ」
...あまりにも非唯美的な...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...文芸は浪漫的空想や唯美主義的なものになって了うし...
戸坂潤 「思想としての文学」
...2 知・情・意の三分説の歴史さきにのべたような「天才」と「独創」と「唯美」...
中井正一 「美学入門」
...哥沢節(うたざわぶし)を産んだ江戸衰亡期の唯美主義(ゆいびしゅぎ)は私をして二十世紀の象徴主義を味わしむるに余りある芸術的素質をつくってくれたのである...
永井荷風 「伝通院」
...料理のうちには、甘過ぎもしない、塩ッ辛くもない、酸っぱさも丁度いい、何一つ欠点はないが、唯美味くはない、という料理だってあり得る...
中谷宇吉郎 「面白味」
...正しく唯美主義と言わるべき芸術は...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...必然にまた唯美主義に傾向して行く...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...実にこの唯美主義的なものは...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...(前に言った唯美派や芸術至上主義の興る理由が...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...近世の唯美派の文学等には...
平林初之輔 「文学の本質について(一)」
...仏教は特に平安朝時代の文学においてその唯美主義と結びつき...
三木清 「親鸞」
...かくして無常感は唯美主義と結びついて出世間的な非現実主義となった...
三木清 「親鸞」
...一方において唯美主義やデカダンスが生れ...
三好十郎 「ゴッホについて」
...それは唯美主義者の偏狭でなくてはならぬ...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...特に唯美主義の精神について多くのことを学び得る...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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