...乃至情緒其物も始めて身に沁みる經驗となる...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...戀愛は始めて身に沁みる經驗となる...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...犇々(ひしひし)と身に沁みる...
石川啄木 「病院の窓」
...今や寂寞たる別離の悲しみが一しほ身に沁みる...
辰野隆 「旧友の死」
...いくらかでも身に沁みるやうになつたせゐかと思はれる...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...苦しいまでに身に沁みる...
ボードレール 富永太郎訳 「芸術家の告白祈祷」
......
中原中也 「在りし日の歌」
...身に沁みるような淋しさがあります...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...性(しやう)も他愛もなく身に沁みるのでせう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...性(しょう)も他愛もなく身に沁みるのでしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...千代女の「蜻蛉つり今日は何所まで行つたやら」「身に沁みる風や障子に指の跡」「朝顔につるべ取られて貰ひ水」等の句は...
萩原朔太郎 「詩の翻訳について」
...伊東博士が此の陵を評して「鬼氣身に沁みる閑寂の裡に...
濱田耕作 「沖繩の旅」
...骨身に沁みるばかりの冷やりとしたものに……...
原民喜 「鎮魂歌」
...骨身に沁みるような...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...その度に寒さがじっと身に沁みる...
吉江喬松 「木曾御嶽の両面」
...金の有難味(ありがたみ)が身に沁みるぞ」と...
吉川英治 「江戸三国志」
...「ここは何処か」吹く風の身に沁みるまま帝は簾のうちから訊かれた...
吉川英治 「三国志」
...今日はなにやら身に沁みる心地がいたしました...
吉川英治 「親鸞」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??