...しみじみと身にこたえる...
伊藤左千夫 「紅黄録」
...北からもうすこしばかり身にこたえる風が吹きさえすればいつでもかれらの生命の糸を断ち切ることはたやすいことだ...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...黙ると一層空腹が身にこたえるので...
谷崎潤一郎 「細雪」
...両刀の重味がどうにも身にこたえるようで...
中里介山 「大菩薩峠」
...少しは身にこたえるかと思って買って来た」「かわいそうに」「ちぇッ...
中里介山 「大菩薩峠」
...つくづくとこの身の愚かさが身にこたえる...
中里介山 「大菩薩峠」
...いよいよ身にこたえる...
中里介山 「大菩薩峠」
...主膳が身にこたえるほどに感じてはいず...
中里介山 「大菩薩峠」
...この親切さが全く骨身にこたえる...
中里介山 「大菩薩峠」
...寒さがひどく身にこたえる...
中谷宇吉郎 「黒い月の世界」
...寒さが骨身にこたえるのでしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...高原の寒さが身にこたえる...
別所梅之助 「雪の武石峠」
...些事で知られる心いきというものは身にこたえるものね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...あたしはどんなにせえだしたって身にこたえるってことがないんだから...
山本周五郎 「ゆうれい貸屋」
...世間の冷たさが骨身にこたえる...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...兄の愛情が、骨身にこたえる...
吉川英治 「剣の四君子」
...身にこたえる寒気や...
吉川英治 「三国志」
...骨身にこたえる」草鞋(わらじ)をはいて...
吉川英治 「新・水滸伝」
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