...貧しい身なりにも関(かかわ)らず...
芥川龍之介 「おしの」
...身なりはちゃんとしていますから...
芥川龍之介 「手紙」
...餘り結構な身なりではないが...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...書物を用意するとか――身なりにしても...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...立派な身なりのもあつた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...なんであつたか芥川が「僕は身なりが綺麗であつても馬鹿と歩くのは恥づかしいと思ふよ...
小穴隆一 「二つの繪」
...大変な心遣いで娘に身なりを飾らせました...
ラビンドラナート・タゴール Rabindranath Tagore 宮本百合子訳 「唖娘スバー」
...貴下は御自分の貧寒の事や、吝嗇(りんしょく)の事や、さもしい夫婦喧嘩(げんか)、下品な御病気、それから容貌のずいぶん醜い事や、身なりの汚い事、蛸(たこ)の脚なんかを齧(かじ)って焼酎(しょうちゅう)を飲んで、あばれて、地べたに寝る事、借金だらけ、その他たくさん不名誉な、きたならしい事ばかり、少しも飾らずに告白なさいます...
太宰治 「恥」
...身なりなんか気にしないはうがいい...
太宰治 「富嶽百景」
...身なりを変えて」「彼奴(あいつ)かい...
直木三十五 「大岡越前の独立」
...身なりこそ無頼漢まがいの粗野な風采をしているが...
中里介山 「大菩薩峠」
...部屋にとぢ籠(こも)つて人に面(おもて)の合はされぬ臆病(おくびやう)至極の身なりけるを...
樋口一葉 「たけくらべ」
...簡単なお身なりをあそばして...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...往来の都会人の身なりと見くらべて...
吉川英治 「江戸三国志」
...われら同様な山伏姿にお身なりを変えて...
吉川英治 「私本太平記」
...身なりや足拵(あしごしら)えから見ると...
吉川英治 「新書太閤記」
...――陣中に、その身なりでは、歩行にも不便、兵どもの眼にもよくない...
吉川英治 「新書太閤記」
...穢(むさ)い身なりをした眼のするどい旅の男が...
吉川英治 「宮本武蔵」
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