...遠く故国を離れて貧しい生活のもとに身なりもかまわず...
石原純 「キュリー夫人」
...既にやもをとなりたる身なりといふ...
大町桂月 「冬の榛名山」
...相当な身なりをしているくせに...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...軽い身なりであった...
直木三十五 「寛永武道鑑」
...そのお身なりは?」「無断で屋敷を飛び出したゆえ...
直木三十五 「南国太平記」
...身なりは芸者衆よりいい位だから...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...身は人身に似て実は畜身なり――」御遺文集のどこから...
中里介山 「大菩薩峠」
...どんな身なりをしていたか...
野村胡堂 「胡堂百話」
...至つて粗末な身なり乍ら...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...アア妾もまた不幸落魄(らくはく)の身なり...
福田英子 「妾の半生涯」
...身なりはかなり上等なもので...
北條民雄 「青年」
...身なりにうるさいチャールズ卿にはあり得ない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...男爵はしゃれた身なりの...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「幸福への意志」
...蜥蜴群に毒物と言わるるものが多いからこれも憂(うき)には洩(も)れぬわが身なりけりで...
南方熊楠 「十二支考」
...身なり足ごしらえ...
吉川英治 「私本太平記」
...その大きな身なりになっても...
吉川英治 「新書太閤記」
...どうも変ったお身なりだが」「江州から来たのさ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...お久しゅうござった」「変ったお身なりで……以来どうしておられたか」「ひたすらご勘気(かんき)のゆるされる日を待つのみでした...
吉川英治 「梅里先生行状記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??