...身なりはいかにも古風な趣味で...
アーヴィング 高垣松雄訳 「クリスマス・イーヴ」
...自分の身なりをも調べてみて...
有島武郎 「星座」
...ちょいと」乞食(こじき)としか思えない身なりの男が...
高見順 「いやな感じ」
...乞食(こじき)のような身なりで赤子をかかえ...
太宰治 「新釈諸国噺」
...ふとそのあたりにいやしい身なりをした一人の尉(じょう)が田を打っていますのを見て...
谷崎潤一郎 「三人法師」
...トルーソツキイ氏はただにきちんとした身なりをしているにとどまらず...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...それを頼む時に私は「兄は私より身なりが悪いと気にするからなるべくいいのを著(き)せてあげてください」といい含めておきながらじきにそれを忘れてしまった...
中勘助 「結婚」
...きちんと身なりをととのえた子は少ない...
永井隆 「この子を残して」
...だけど所詮(しょせん)はどこへ行っても淋しい一人身なり...
林芙美子 「新版 放浪記」
...部屋にとぢ籠(こも)つて人に面(おもて)の合はされぬ臆病(おくびやう)至極の身なりけるを...
樋口一葉 「たけくらべ」
...身なりがきっぱりとしているから浪人者ではあるまい...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...きちんとネクタイをつけた身なりのいい中年の紳士がバスから降りて海岸へ行きかけた足をかえして...
久生十蘭 「あなたも私も」
...チチコフの下男たちが旦那の前身なり境遇について詳しいことを知っていないかと...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...マクスグラジャ大将が国王の身なりで退去した...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...身なりはやっぱり私みたいに...
三好十郎 「斬られの仙太」
...その身なりやからだのコナシ...
三好十郎 「肌の匂い」
...普段はきちんとした身なりをしている黒坂が...
柳田国男 「故郷七十年」
...裕福らしい身なりをして...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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