...語調(ことばつき)にしろ取廻(とりまはし)にしろ身ごなしにしろ表情にしろ...
三島霜川 「平民の娘」
...お関は母親に二人の癖なり顔立ちなり身ごなしなりを非常な正直さと熱心で比較させた...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...身ごなしまで及び...
宮本百合子 「おのずから低きに」
...身ごなしにしろ、万事...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...映画界の人と結婚して、フランスへ行って、かえって来て、その二三年の間に、低いすれからした雰囲気の女王気取りで暮していることが、服装から、身ごなしから、音楽に溢れて表われていました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...この無作法な身ごなしがわたしを狼狽(ろうばい)させたのはいうまでもない...
山本周五郎 「お繁」
...柔軟な身ごなしや...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...お姉さま」姉の身ごなしは...
山本周五郎 「山彦乙女」
...野侍を剥出(むきだ)しに物をいう久米之丞の身ごなしが...
吉川英治 「江戸三国志」
...金吾は彼の身ごなしに...
吉川英治 「江戸三国志」
...前の阿念とは段違いの身ごなし...
吉川英治 「剣難女難」
...竹童(ちくどう)からだは小さいが身ごなしの敏捷(びんしょう)おどろくばかり...
吉川英治 「神州天馬侠」
...びりっとした身ごなしで...
吉川英治 「新書太閤記」
...自(おのずか)ら身ごなしも武士に返っているので...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...現場を退(ひ)く時の身ごなしは眼にもとまらないほど敏捷(びんしょう)であった...
吉川英治 「親鸞」
...身ごなしのよい紋太夫は...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...身ごなしの可憐(しおら)しさに...
吉川英治 「柳生月影抄」
...その上での動作は曲芸師の身ごなしが身につく程なものだった...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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