...王女も身が軽いのに...
アンデルセン 楠山正雄訳 「影」
...波の上をはしり山の上でおどるあたしたちは夜あけの露よりもっと身が軽いのだからメリイどうぞ...
ウイリヤム・バトラ・イエーツ 松村みね子訳 「心のゆくところ(一幕)」
...「どうだどうだ、仏頂寺、君は鼻も利(き)かないと思ったら、眼もいけないのかえ、人間と狸の見さかいが無くなったのかい、もう長いことはないぜ、かわいそうに」丸山勇仙が、仏頂寺をあわれむと、仏頂寺はふくれ出し、「狸だい、狸だい、こっちから石を転がしてブチ落してくれべえか」「よし給え、冗談(じょうだん)じゃない、下から上って来るところを、上からころがされてたまるもんじゃない」「ちぇッ、くだらねえ奴だなあ」仏頂寺はいまいましげに、丸山は熱心に、兵馬は興味を以て、今しも上り来(きた)る人間そのものを注視していると、身が軽い、上から見たのでは、鳥ならではと思われる岩角の足がかりに軽く手をかけ、丈夫に足を踏んで、さっさと上り来って早くも三人の眼前に現われた時、何人よりも兵馬が驚嘆しました...
中里介山 「大菩薩峠」
...いくら米友の身が軽いからといって...
中里介山 「大菩薩峠」
...「金之丞は能役者崩れで身が軽いから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「ルミのほうが身が軽い...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...わたしの身が軽いのとちがって...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...かよわい代りには身が軽い...
森鴎外 「山椒大夫」
...なんだか身が軽いようで...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...ウンなかなか君は身が軽いね...
夢野久作 「焦点を合せる」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??