...沙金(しゃきん)も、今は弓にたかうすびょうの矢をつがえて、まだ微笑を絶たない顔に、一脈の殺気を浮かべながら、すばやく道ばたの築土(ついじ)のこわれを小楯(こだて)にとって、身がまえた...
芥川龍之介 「偸盗」
...いつでもぱっと投げられるようにと身がまえをしていました...
海野十三 「怪塔王」
...身がまえたといっても...
海野十三 「大宇宙遠征隊」
...恩田さんは用心深く身がまえしながら...
江戸川乱歩 「おれは二十面相だ」
...ハッとしたように身がまえをします...
江戸川乱歩 「怪奇四十面相」
...思わず身がまえました...
江戸川乱歩 「怪奇四十面相」
...ゆだんなく身がまえをして...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...五名の警官はいっせいに立ちあがって、身がまえました...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...もう身がまえるばかりだった...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「青玉の十字架」
...身がまえをしました...
新美南吉 「正坊とクロ」
...そしてこんどは又わたくしへ先刻と同じい飛びかかる身がまえをせられて...
室生犀星 「あじゃり」
...凛(りん)とした身がまえをみると...
山本周五郎 「新潮記」
...はや小脇の偃月刀(えんげつとう)を持ち直して身がまえた...
吉川英治 「三国志」
...駕籠口(かごぐち)へ身がまえた...
吉川英治 「神州天馬侠」
...眼(まなこ)に怒りを見せた介三郎の身がまえに...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...おのずからな身がまえを持ちながら...
吉川英治 「宮本武蔵」
...居合の身がまえで...
吉川英治 「宮本武蔵」
...やがて遠方から身がまえを作って...
吉川英治 「宮本武蔵」
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