...追躡(ついじょう)したが...
鵜殿正雄 「穂高岳槍ヶ岳縦走記」
...眼とすれすれに機躡(まねき)が忙しく上下往來するのをじつと瞬かずに見詰めてゐようといふ工夫である...
中島敦 「名人傳」
...眼(め)とすれすれに機躡(まねき)が忙しく上下往来するのをじっと瞬かずに見詰(みつ)めていようという工夫(くふう)である...
中島敦 「名人伝」
...一人を追躡(ついじょう)して銀明水(ぎんめいすい)の側(かたわら)まで来りしに...
野中到 「寒中滞岳記」
...足には遊方の履(くつ)を躡(ふ)み...
林芙美子 「着物雑考」
...追躡して來た足利勢を美濃垂井に逆撃し...
原勝郎 「日本史上の奧州」
...忍耐してそれを追躡(つゐせふ)して往くのだ...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「病院横町の殺人犯」
...長橋三百丈影偃緑波中人似行天上飄々躡玉虹という江戸名物の川開きに...
正岡容 「圓朝花火」
...衆蛇追躡(ついじょう)余りに急だったから...
南方熊楠 「十二支考」
...あの男はとうとう追躡(ついじょう)妄想で自殺してしまった...
森鴎外 「沈黙の塔」
...旗本の人びとも追躡(ついじょう)する敵を撃退しつつ浜松城下までひきしりぞいた...
山本周五郎 「死處」
...磯野靈山に追躡することもできないものである...
吉川英治 「折々の記」
...何しろ斯波(しば)家長らの追躡(ついじょう)(尾行してくる攻撃)も執拗(しつよう)なので...
吉川英治 「私本太平記」
...これらの小うるさい小隊の追躡(ついしょう)ではなく...
吉川英治 「私本太平記」
...怒濤の羽柴軍の“躡(つ)け”に委(まか)せて追われたが...
吉川英治 「新書太閤記」
...さしもの“躡(つ)け”の激流を釘付けにして...
吉川英治 「新書太閤記」
...徳川勢の追躡(ついしょう)を知ると...
吉川英治 「新書太閤記」
...疾風ノ如ク追躡(ツイデフ)シ来ル...
吉川英治 「平の将門」
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