...*強者は道徳を蹂躙(じゅうりん)するであろう...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...いきおい猛烈にわが同業者を蹂躙(じゅうりん)しまわった...
伊藤左千夫 「去年」
...蹂躙(じゅうりん)せられた犠牲者等はひたすら勝利者のためにのみ計つた...
エンマ・ゴルドマン 伊藤野枝訳 「少数と多数」
...直ちに「まず自分の生活をそのように惨めに蹂躙されないように...
伊藤野枝 「転機」
...蹂躙(じゅうりん)したまえ」「そうはいかないですよ...
海野十三 「恐怖の口笛」
...二人ともにこにこと躙(にじ)り寄ってきたが...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...蹂躙(じゅうりん)される様で実は搭載し...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...かくて性格の蹂躙は...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...それを蹂躙することは「私」の自由ではないか...
戸坂潤 「思想としての文学」
...他ならぬ「文化」の祖国であるドイツに於て所謂文化の蹂躙と吾々が呼ぶ処の現象が続々として起こりつつあるからである...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...猛烈な蹂躙(じゅうりん)...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...この料理王国のあらゆる秩序を蹂躙し...
中里介山 「大菩薩峠」
...鎖国厳制を弛(ゆる)めては蹂躙(じゅうりん)し去った幕閣にたいする幕府祖法の怒りであった...
服部之総 「尊攘戦略史」
...「人性の完全な蹂躙(じゅうりん)」と唖然(あぜん)たらしめている...
牧逸馬 「女肉を料理する男」
...祖国とその文化とをナチスに蹂躙(じゅうりん)されつくした...
宮本百合子 「明日の知性」
...むしろ自分の権威が愚民の専横に蹂躙(じゅうりん)されることを欲したのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...蹂躙(じゅうりん)する事に...
夢野久作 「スランプ」
...余はイギリスと東洋を蹂躙する...
横光利一 「ナポレオンと田虫」
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