...奮然と身を躍らせると...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...彼は突然身を躍らせると...
海野十三 「恐怖の口笛」
...不思議に心を躍らせるようになった言わば一種の「萌(も)え出でた恋」だったのです...
海野十三 「壊れたバリコン」
...甚深な感激と歓喜とに先づ心を躍らせる者は...
薄田泣菫 「独楽園」
...けれどもこんな甘い発見に胸を躍らせるのも...
太宰治 「風の便り」
...今更どんな人間が現れるかと胸を躍らせるほどのこともなく...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...これでは丁抹乙女たちが胸躍らせるのも無理はないな! と...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...はっと胸を躍らせるようなことが起っていた...
谷崎潤一郎 「細雪」
...現代の新聞のジャーナリズムは幾多の猫又を製造しまた帝都の真中に鬼を躍らせる...
寺田寅彦 「徒然草の鑑賞」
...聴手(ききて)が胸を躍らせる時分に少しじらしてやることを...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...馭者台の上でゆらりゆらりと身を躍らせるのであった...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...躍らせるものはまたとあるまい...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...姿は見えぬがあちこちの木蔭にいくたりもの人が隠れてゐる通りに呼応して来る鮮やかさに僕は土人のやうに胸を躍らせるのであつた...
牧野信一 「沼辺より」
...楽しい空想ほど心を躍らせるものはありません...
牧野信一 「〔婦人手紙範例文〕」
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