...自分は蹶起して乳搾に手をかさねばならぬ...
伊藤左千夫 「水害雜録」
...幾つも蹶飛(けと)ばされたようであった...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...余が蹶起(けっき)して病床に行く時に妹君も次の間から出て来られた...
高浜虚子 「子規居士と余」
...蹶起を実行する際の原動力になるはずだった...
高見順 「いやな感じ」
...蹶起軍はおそらくその鎮圧にのり出すだろうが...
高見順 「いやな感じ」
...北槻大尉らはついに蹶起(けっき)した...
高見順 「いやな感じ」
...その六 銃殺前後蹶起のことを病床で知った俺は...
高見順 「いやな感じ」
...蹶起にそうして参加しているだけだった...
高見順 「いやな感じ」
...それは蹶起部隊が固めていて通れない...
高見順 「いやな感じ」
...その真木大将らにあらかじめ蹶起のことが知らせてあったのではない...
高見順 「いやな感じ」
...「今度の蹶起は先生に相談しないで...
高見順 「いやな感じ」
...さうした大衆の蹶起(けつき)は...
武田麟太郎 「日本三文オペラ」
...足蹶(あしげ)にした...
太宰治 「花燭」
...いよいよ蹶(つまず)きていよいよ奮うに至っては...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...そんな噂が立つと縁談などゝいふものは蹶づき易いものだしな...
長塚節 「開業醫」
...おつぎは幾度(いくたび)かそれへ爪先(つまさき)を引(ひ)つ掛(か)けて蹶(つまづ)いた...
長塚節 「土」
...話は一蹶(いつけつ)して向岸に躍り上つてしまふ事がある...
二葉亭四迷 「露都雑記」
...叱り飛ばし蹶散らすやうなまねまでしてゐても...
室生犀星 「めたん子傳」
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