...卒先して鉱毒の被害に蹶起した人々で嘗ては正造もその先唱を称揚したことがあった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...蹶起してはしりゆけば...
大槻文彦 「ことばのうみのおくがき」
...三藏は覺えず言下に「はい」と蹶起せねばならぬやうになる...
高濱虚子 「俳諧師」
...蹶起(けっき)に参加するはずの俺は...
高見順 「いやな感じ」
...今度の蹶起計画には慷堂も参画していたのだから...
高見順 「いやな感じ」
...この蹶起に遅ればせながら馳(は)せ参じて...
高見順 「いやな感じ」
...「今度の蹶起は先生に相談しないで...
高見順 「いやな感じ」
...二・二六の蹶起(けっき)は民衆の革命的エネルギーを暴動へと導くことをしなかった...
高見順 「いやな感じ」
...さうした大衆の蹶起(けつき)は...
武田麟太郎 「日本三文オペラ」
...曲者(くせもの)は既(すで)に遁(に)げ落(お)ちたけれど彼(かれ)の不意(ふい)の襲撃(しふげき)に慌(あわ)てゝ節(ふし)くれ立(だ)つた(かき)の根(ね)に蹶(つまづ)いて倒(たふ)れた...
長塚節 「土」
...」(急いで出ようとして敷居に蹶(つま)ずく...
正岡子規 「初夢」
...奮然本書出版のために蹶起して...
村越三千男 「大植物圖鑑」
...松原郡太夫どのらが蹶起(けっき)しようとしております...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...彼の蹶起(けっき)を熱願したのであった...
吉川英治 「剣難女難」
...蹶起(けっき)すべき時です」「なんだ……陳宮か」「まあ...
吉川英治 「三国志」
...ご蹶起(けっき)あらんことを」と...
吉川英治 「三国志」
...蜀の蹶起(けっき)をうながさんと...
吉川英治 「三国志」
...蹶起(けっき)するような事にでもなれば...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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