...馬が突然後脚を空中に蹴上げ...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...力一ぱい助七の下腹部を蹴上げた...
太宰治 「火の鳥」
...足を挙げてその脾腹(ひばら)と思うあたりを力一杯蹴上げてくれた...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...更に高らに奔流を激しく蹴上げ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...弁慶が行きちがひざまに薙刀の柄もとを蹴上げられてすはと向きなほるところが目について消えなかつた...
中勘助 「能の見はじめ」
...女達が揃つて足を蹴上げる藝当を...
永井荷風 「勲章」
...手を組み足を蹴上げて跳ね廻る時...
中島敦 「光と風と夢」
...見事膳を蹴上げると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...犬つころのやうに雪を蹴上げて飛んで來たのは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...犬っころのように雪を蹴上げて飛んで来たのはガラッ八の八五郎でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...やっぱり前足を蹴上げる様な馬...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...踵でぼんのくぼを蹴上げるようにして田村町一丁目の方へ走って行った...
久生十蘭 「魔都」
...おまけに溝板(どぶいた)を蹴上げて頤(あご)を叩いたもんでげすから...
牧逸馬 「助五郎余罪」
...思はず蚊帳を蹴上げて叫んだ...
牧野信一 「創作生活にて」
...飛沫(しぶき)を蹴上げて天馬空(くう)を駛(はし)るが如く...
夢野久作 「名娼満月」
...蹴上げられた鞠(まり)が若葉の上に高く見えます...
吉川英治 「江戸三国志」
...両脚で二人を蹴上げたが...
吉川英治 「三国志」
...いきなり足で川水を蹴上げて...
吉川英治 「新書太閤記」
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