...枕を天井(てんじょう)へ蹴上(けあ)げたりした...
芥川龍之介 「早春」
...二度目に蹴上げたとき...
海野十三 「火薬船」
...蹴上げからポタリポタリとだんだん下へしたたり落ちていた...
大阪圭吉 「灯台鬼」
...足を挙げてその脾腹(ひばら)と思うあたりを力一杯蹴上げてくれた...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...蹄が蹴上げる雪の塊りを...
チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「グーセフ」
...更に高らに奔流を激しく蹴上げ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...蹴上げたる 365塵埃亂れ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...アダムの父は後脚を空へ蹴上げる馬の背に威張っていた...
富ノ沢麟太郎 「あめんちあ」
...手を組み足を蹴上げて跳ね廻る時...
中島敦 「光と風と夢」
...「なんということだ」それに泥を蹴上げて...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...死んだお半の足で蹴上(けあ)げたらしく...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...おまけに溝板(どぶいた)を蹴上げて頤(あご)を叩いたもんでげすから...
牧逸馬 「助五郎余罪」
...各自(てんでん)に土塊(つちくれ)を蹴上げながら蹴散らしながら飛んで行く...
三島霜川 「解剖室」
...蹴上げられた鞠(まり)が若葉の上に高く見えます...
吉川英治 「江戸三国志」
...京も端(はず)れの蹴上(けあげ)の下...
吉川英治 「私本太平記」
...蹴上(けあげ)の辺の...
吉川英治 「私本太平記」
...蹴上(けあげ)へかかる...
吉川英治 「源頼朝」
...道も同じ六波羅の大路から粟田口――蹴上(けあげ)...
吉川英治 「源頼朝」
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