...また左足を挙げて蹴上げてくれた...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...Bデッキの上まで来るとあなたは腕をあげ脚(あし)を思い切り蹴上(けあ)げている...
田中英光 「オリンポスの果実」
...更に高らに奔流を激しく蹴上げ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...猫を一匹つかみ殺して、虫も殺さぬ娘を一人絶え入らせるだけの程度がせいぜいで、その前の晩か、後の晩かに、さほどの乱刃が月光の下に行われた京の天地とは……およそ方角の異った方へ、ひとり朧(おぼ)ろげな足どりをして、しょんぼりと、月夜の下に見えつ隠れつして、ふらふらと辿(たど)り行くのは、三条から白川橋、東海道の本筋の夜の道、蹴上(けあげ)、千本松、日岡(ひのおか)、やがて山科(やましな)...
中里介山 「大菩薩峠」
...日岡の峠を通って蹴上粟田口(けあげあわたぐち)へ出るが...
中里介山 「大菩薩峠」
...見事膳を蹴上げると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...狂った馬が後脚を蹴上げるように...
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」
...私は左の足でそれを蹴上げた...
葉山嘉樹 「牢獄の半日」
...おまけに溝板(どぶいた)を蹴上げて頤(あご)を叩いたもんでげすから...
牧逸馬 「助五郎余罪」
...蹴上げられた鞠(まり)が若葉の上に高く見えます...
吉川英治 「江戸三国志」
...蹴上の中腹にある大きな榛(はん)の木の方へ駈けて行った...
吉川英治 「私本太平記」
...蹴上に一陣を押し進めた...
吉川英治 「私本太平記」
...蹴上(けあげ)の辺の...
吉川英治 「私本太平記」
...蹴上(けあげ)には...
吉川英治 「私本太平記」
...蹴上(けあげ)をくだって...
吉川英治 「私本太平記」
...いきなり足で川水を蹴上げて...
吉川英治 「新書太閤記」
...南禅寺の屋根は蹴上(けあげ)からその森を見下ろしただけで...
吉川英治 「新書太閤記」
...蹴上(けあげ)へかかる...
吉川英治 「源頼朝」
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