...石を蹴る馬蹄の音が...
芥川龍之介 「芋粥」
...羽目板を蹴る音がゴト/\と鳴る...
石川啄木 「天鵞絨」
...佐渡の馬のよく蹴るのは...
江南文三 「佐渡が島のこと」
...さア、それから撲る、突く、蹴る、踏む、猛り狂ったように暴れまわるのです...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...馬といふものは人を蹴るものだといふ事に気が注(つ)いて...
薄田泣菫 「茶話」
...)私の足が何か蹴ると動くものにぶつかった...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...短い足で何度か蹴ると...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...後足で砂を蹴るようで...
中里介山 「大菩薩峠」
...つい弱腰をはたと蹴ると...
中里介山 「大菩薩峠」
...「飛べツ」「合點」宙を蹴ると見えた六本の脚...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...蹴るの大騷ぎだつたさうで」「取逆上(とりのぼせ)て自害するといふこともありさうだぜ」「それも考へましたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...今夜も又木戸番か何たら事だ面白くもないと肝癪まぎれに店前(みせさき)へ腰をかけて駒下駄のうしろでとん/\と土間を蹴るは二十の上を七つか十か引眉毛(ひきまゆげ)に作り生際...
樋口一葉 「にごりえ」
...蹴る、ひっかける、おし倒す、乗りつぶす...
久生十蘭 「春の山」
...馬は後脚を上げて汪克児(オングル)を蹴る...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
......
三好達治 「間花集」
...ケンケンも元は蹴ることを意味していたのかも知れぬが...
柳田国男 「こども風土記」
...殆んど座を蹴るようにして...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...石ころを蹴る馬のひづめに坂路(はんろ)の急は度を加えてくる...
吉川英治 「新書太閤記」
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