...盜人を蹤跡する詞に...
大槻文彦 「ことばのうみのおくがき」
...義直はその夜から蹤跡が判らなくなつてしまつた...
田中貢太郎 「黒い蝶」
...軽狂ノ蹤跡廿年前...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...遂に兄の蹤跡を蹈まず...
長岡半太郎 「ノーベル小傳とノーベル賞」
...しかるにこの鳥獏を蹤跡(しょうせき)する途中ちょっと立ち留って樹をつつくと虫が出る...
南方熊楠 「十二支考」
...しかし蹤跡(しょうせき)は絶(たえ)て知れなかった...
森鴎外 「渋江抽斎」
...脳髄の正体を突止めて行ったポカンの苦心惨憺の蹤跡(あと)をモウ一度くり返して辿(たど)ってみるがいい...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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