...すでに自然主義運動の先蹤(せんしょう)として一部の間に認められているごとく...
石川啄木 「時代閉塞の現状」
...殊に去年の今頃、二度目に遊びて、人蹤の及ぶ處は、ほゞ探りつくしぬ...
大町桂月 「碓氷峠」
...尋常一樣の遊蹤なり...
大町桂月 「碓氷峠」
...物の半町と後(あと)を蹤(つ)けないうちに横町(よこまち)へ逸れるなり...
薄田泣菫 「茶話」
...私はその後から黙って蹤(つ)いてゆくと...
近松秋江 「黒髪」
...ほとんど先蹤のないもので...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...わが国の映画界や多数の映画研究者・映画批評家はいたずらに西洋人の後塵(こうじん)を追蹤(ついしょう)するに忙しくて...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...井上伯の失蹤は、渡邊子の心機一轉と相反襯して一幅の奇觀を表出せり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...井上伯の失蹤は、渡辺子の心機一転と相反襯して一幅の奇観を表出せり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...お蹤(つ)けになりました由...
直木三十五 「南国太平記」
...お二人への金だ)庄吉の蹤(つ)けて行く人は...
直木三十五 「南国太平記」
...忠義立てをして私の跡を蹤(つ)け...
野村胡堂 「法悦クラブ」
...役人どもがその後に蹤(つ)いた...
本庄陸男 「石狩川」
...彼はあたかもカントの先蹤に倣(なら)って...
三木清 「科学批判の課題」
...しかるにこの鳥獏を蹤跡(しょうせき)する途中ちょっと立ち留って樹をつつくと虫が出る...
南方熊楠 「十二支考」
...人はなさけの深みにどうしても蹤(つ)いてゆかねばならないように出来ていて...
室生犀星 「津の国人」
...しかし蹤跡(しょうせき)は絶(たえ)て知れなかった...
森鴎外 「渋江抽斎」
...曰く客蹤乗レ興輙盤桓...
山路愛山 「頼襄を論ず」
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