...彼は蹉跌の連続だった一年間を乗り越えた...
...彼は蹉跌の末、再起を果たした...
...失敗しても蹉跌しても、諦めずに前進する...
...蹉跌を恐れずに、チャレンジし続ける...
...蹉跌を経験することで、人は成長する...
...自己に蹉跌(さてつ)し...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...自分が失敗と蹉跌(さてつ)との爲めにここに踏みとどまることが出來ないなら...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...かやうの所いづかたにもあるゆゑに下踏(げた)の歯(は)に釘(くぎ)をならべ打(うち)て蹉跌(すべら)ざる為(ため)とす...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...かうしてはじめから蹉跌(さてつ)して了つた...
武田麟太郎 「大凶の籤」
...小さい深い蹉跌(さてつ)を与えた...
太宰治 「火の鳥」
...而(しこう)してこの蹉跌...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...功名の道における蹉跌(さてつ)の恨み...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...素志の蹉跌(さてつ)を意味したであろう...
徳冨蘆花 「謀叛論(草稿)」
...蹉跌(さてつ)して仕舞つた...
夏目漱石 「それから」
...固より一回の蹉跌(さてつ)をもって冷却するものではなかった...
穂積陳重 「法窓夜話」
...そんなことから僕の企ては他愛もなく蹉跌してしまひました...
堀辰雄 「更級日記など」
...常にそれ自身の目的を蹉跌(さてつ)せしめるであろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...なほ幾多の蹉跌や失敗や没落やを意味するやうになるであらう...
室生犀星 「愛の詩集」
...いくそたび蹉跌と悪酒と放蕩との夏を迎へしことぞ...
室生犀星 「抒情小曲集」
...図に乗ってかならず蹉跌(さてつ)する...
吉川英治 「三国志」
...そしてかかる蹉跌(さてつ)や後の敗因は一体何から来ているかといえば...
吉川英治 「新書太閤記」
...はからずもこの一蹉跌(いちさてつ)を味方に見ては...
吉川英治 「新書太閤記」
...思いこんだことにはどんな蹉跌(さてつ)があろうと屈しないのだ...
吉川英治 「親鸞」
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