...さすがに西洋人の舞蹈場である...
芥川龍之介 「上海游記」
...かく誇りかに告げて大蹈歩(おほまた)に去りぬ...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...まだ一足も土をば不蹈人(ふまざるひと)よと覚えて...
泉鏡花 「縁結び」
...常よりも快美に進む食事を取りつゝ一度鞋を蹈みしめて起つならば...
伊藤左千夫 「水害雜録」
...余はかつて古人の詩を思い出し、尽日尋レ春不レ見レ春、芒鞋蹈遍隴頭雲、帰来笑撚二梅花一嗅、春在二枝頭一已十分...
井上円了 「おばけの正体」
...また熊笹や密林の中を潜ったり蹈み分けたりして行くと...
高頭仁兵衛 「平ヶ岳登攀記」
...間もなく偃月形をなしているかなりの大残雪を蹈んで...
高頭仁兵衛 「平ヶ岳登攀記」
...神戸から此処までの距離を今迄の時間に蹈破(とうは)することが出来たとすれば...
谷崎潤一郎 「細雪」
...主人に殉(じゅん)ずる一念だけで蹈み止まっていたのであろう...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...実地を蹈査(とうさ)しないでも...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...蹈海(とうかい)の蹉跌(さてつ)は...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...新しい境界に蹈み込んで見ずにはゐられない...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...コッペエの如くに舞蹈場(ぶとうじょう)に入り...
永井荷風 「矢立のちび筆」
...私が枡に足を蹈み込んだばかりに...
中原中也 「我が生活」
...必然に音楽や舞蹈やと一致したリズムの機械的反復を骨子としている...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...高蹈派の標語するところであった...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...王建は足蹈平地看始愁...
原勝郎 「鞦韆考」
...彼の蹈む人道は誠に責任を無視している...
和辻哲郎 「霊的本能主義」
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