...じだんだを蹈(ふ)んだもんだで...
泉鏡花 「海異記」
...地踏韜(じだんだ)蹈(ふ)みてたけり立つをも...
泉鏡花 「海城発電」
...蹈む足も醉ひさまだれぬ...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...蹈めば滑(すべ)つて仆れるように作り...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...田の畔(くろ)蹈みきて草に伏しぬ...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...彼の頭には「巴里へ行ってもこの女なら相当に蹈める」と云った友達の評価が案外深く記憶されていた...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...一度も足を蹈(ふ)み入れた事のないと云う通りが...
谷崎潤一郎 「秘密」
...脚下に蹈まれて喘(あえ)いでいる醜悪な鬼の方も亦或る場合に於ける浅ましい方面の公を暗示するようでもある...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...他人より借金をして蹈倒さうが...
新渡戸稻造 「教育の目的」
...必然に音楽や舞蹈やと一致したリズムの機械的反復を骨子としている...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...常に高蹈的な超俗の態度を取り...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...高蹈派の形式主義に反対した...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...詩学派の高蹈派と衝突した...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...破れ草韃の蹈つけらるゝ處業は爲(す)なとて...
一葉 「暗夜」
...足蹈みの確かなると辛抱強きは...
南方熊楠 「十二支考」
...動(やゝ)もすれば苅株(きりかぶ)の間の湿(しめ)つた泥に足を蹈(ふ)み込む...
森鴎外 「大塩平八郎」
...或擇レ地而蹈レ之...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...蹈込(ふみこみ)たびをつけたまま...
山本周五郎 「死處」
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