...ちょいと舞蹈を覗きに行った...
芥川龍之介 「上海游記」
...裾短かに素足を蹈んで立つた...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...常よりも快美に進む食事を取りつゝ一度鞋を蹈みしめて起つならば...
伊藤左千夫 「水害雜録」
...今や工学士油蹈天は...
海野十三 「人造人間戦車の機密」
...神戸から此処までの距離を今迄の時間に蹈破(とうは)することが出来たとすれば...
谷崎潤一郎 「細雪」
...妙子は一歩を中に蹈(ふ)み入れた最初の瞬間に...
谷崎潤一郎 「細雪」
...立て膝をして両脛(りょうはぎ)を八の字に蹈ん張っているナオミの足の...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...―――譲治さんの決心を蹈(ふ)み躪(にじ)って...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...草が蹈(ふ)みにじられていたりした...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...中にも行潦に蹈み込んだ左の足は殊にひどく濡れてゐるので...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...又鐙を蹈張る姿勢を謂ふのだと云ふ説もあり...
内藤湖南 「弘法大師の文藝」
...他人より借金をして蹈倒さうが...
新渡戸稻造 「教育の目的」
...必然に音楽や舞蹈やと一致したリズムの機械的反復を骨子としている...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...正に「大地を蹈んでしっかりと立つ」ところの...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...アントオニオ 丈高く美しい人には歌謡の舞蹈(ぶとう)...
ホーフマンスタール Hugo von Hofmannsthal 木下杢太郎訳 「チチアンの死」
...江戸を全く蹈(ふ)み倒す訳にも行かず...
正岡子規 「俳句上の京と江戸」
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正岡子規 「古池の句の弁」
...男女だかれあって蹈舞(とうぶ)するなんどは...
三宅花圃 「藪の鶯」
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