...われわれ若いときは前にだれも蹈んだことのない道を蹈んで見たがるものだしかし尊い古い道を愛のなかから子を思う心の中から見つけ出す...
ウイリヤム・バトラ・イエーツ 松村みね子訳 「心のゆくところ(一幕)」
...白蓮さんの旦那さんの父親は支那浪人として名のあつた宮崎蹈天...
小穴隆一 「二つの繪」
...蹈み建(たけ)びて...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...乳母はさっきから娘の手を取って一歩を前に蹈(ふ)み出した姿勢のまゝ...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...地団駄蹈(ふ)んで泣きたいような気がするが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...少年はちょうど昨夜と同じ時刻に再び庭の月光を蹈んだ...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...スクール)の覆轍(ふくてつ)を蹈(ふ)ましめんと欲するものにあらざるか...
綱島梁川 「国民性と文学」
...彼が蹈海(とうかい)の挙の...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...自(みず)から直線的に急歩大蹈(たいとう)せり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...中にも行潦に蹈み込んだ左の足は殊にひどく濡れてゐるので...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...いかに人はかれこれいうとも己(おの)れさえ道を蹈むことを怠(おこた)らずば...
新渡戸稲造 「自警録」
...お嬢様の一番いいお着物?」「まだこんな舞蹈服(ぶとうふく)はいくらもあるけど...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...高蹈派の憎悪は「宇宙の存在」そのものの本性に向って行った...
萩原朔太郎 「詩の原理」
......
正岡子規 「俳人蕪村」
...両足下に猿と鶺鴒(せきれい)とを蹈ませて二手に剣を持たしめたり...
南方熊楠 「十二支考」
...大昔鋳物師が来て蹈鞴を沼の岸に据え...
柳田國男 「地名の研究」
...蹈鞴と呼ぶことは上古以来変らぬのである...
柳田國男 「地名の研究」
...石を蹈み水に足を浸して...
柳田國男 「地名の研究」
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