...踴躍(ゆうやく)して...
芥川龍之介 「猿」
...さうしてその美を自己の藝術中に生擒せむと踴躍する...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
......
伊良子清白 「孔雀船」
...二人踴躍して應ず...
大町桂月 「月の隅田川」
...爰ヲ以雪譜之名頗ル踴躍セリ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...すずろなる心の踴躍(ゆやく)...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...甚(ひど)い風で浪は馬のやうに踴(をど)つてゐて...
薄田泣菫 「茶話」
...立派な体に吸ひついた様な薄い衣裳を着けてゐる女が二三人匙を持ちながら踴り出した...
高村光太郎 「珈琲店より」
...悲しみや喜びに心臓が踴つたり圧されたりするやうなことは少なくなつたけれど...
徳田秋聲 「老苦」
...竪子(じゅし)を倒すは眼前に在(あ)り」と高山彦九を踴躍(ようやく)せしめたりしは...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...彼は踴躍した...
長塚節 「商機」
...得意の余り踴躍(こおどり)した...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...鈴ちゃん僕が紀伊(き)の国を踴(おど)るから...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...めったに見られない踴(おどり)だというんだ...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...土佐っぽの馬鹿踴なんか...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...踴というから藤間か何ぞのやる踴りかと早合点していたが...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...目(め)の前(まへ)に踴(をど)る時節(じせつ)を指(ゆび)を折(を)つて樂(たの)しみに待(ま)つた...
夏目漱石 「門」
...踴鹿野(おどりかの)で捕った...
水野葉舟 「帰途」
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