...階段の一段目に踏み込むことを踏段と呼びます...
...山や谷などの高低差を越えるために、踏段を彫り込んだ登山道があります...
...踏ん張るために壁や柱に足を乗せることを踏段と言います...
...柔道や格闘技の練習で、相手の足に踏み込むことを踏段攻めと呼びます...
...踏段式階段は角度をつけた踏板を用いた階段で、足への負担を減らせる利点があります...
...ミチミは黙って、踏段をあがった...
海野十三 「棺桶の花嫁」
...やがて私達の最初の踏段になるのですから...
豊島与志雄 「運命のままに」
...踏段は虫に食われていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...踏段(マルシュ)は朽ち前照灯(フェラン)は首を折り...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...彼女は旦那の乗る踏段へ片足をかけて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...次いでチチコフが踏段に足をかけると...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...踏段が一段それについてゐた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...ある寺院の大理石の踏段が...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...かなり高い踏段から...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「鉄道事故」
...その小徑の踏段の一つに...
三好達治 「艸千里」
...この踏段の下には...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...工場の外部もそうであるが、内部はもっと粉塵(ふんじん)がひどく、柱も板壁も、踏段も床板も、まっ白に石灰がこびり着いているし、あたりには焼ける貝殻の微粒粉が、濃霧のようにたちこもっていて、二フィートはなれた人影もおぼろげにしか見えなかった...
山本周五郎 「青べか物語」
...踏段を駆けあがった...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...庭へおりる踏段のところに...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...川へおりる踏段があった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...踏段の右には、樹齢二百年ほどの樫(かし)があり、高さ十五尺ほどのところで切られているため、幹は太くてずんぐりしており、細い枝が幾十本となく、川のほうへと伸びていた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...矢代は踏段に足をかけたまま二人から遠ざかっていった...
横光利一 「旅愁」
...また踏段を登って行く...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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