...階段の一段目に踏み込むことを踏段と呼びます...
...山や谷などの高低差を越えるために、踏段を彫り込んだ登山道があります...
...踏ん張るために壁や柱に足を乗せることを踏段と言います...
...柔道や格闘技の練習で、相手の足に踏み込むことを踏段攻めと呼びます...
...踏段式階段は角度をつけた踏板を用いた階段で、足への負担を減らせる利点があります...
...ともかくもその突然な「蒲団」の心像を踏段として「蒲団丸げてものおもい居る」という句ができあがってしまえば...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...踏段の軋る急な階段を...
豊島与志雄 「悪夢」
...箱の感じだ――出入口の小さな踏段と...
豊島与志雄 「傷痕の背景」
...踏段は虫に食われていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そして家の踏段の所まで行くには...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...すぐに踏段の所の入り口に...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...彼女は旦那の乗る踏段へ片足をかけて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...石の段々の狹い踏段(ふみだん)が見えた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...レギーとコーラが戸口踏段に立って...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...酷い満員の電車の踏段へ辛うじて足先を掛けた隆造は振り落される危険を気遣つて鉄棒に噛み付いた儘...
牧野信一 「白明」
...雨外套の裾をひるがえして電車の踏段に片足かけ...
宮本百合子 「「鎌と鎚」工場の文学研究会」
...「ギガント」事務所のわきにフォードの幌形自動車がとまって、踏段に片足かけ、パイプをほじっているのは、縞シャツのアメリカ技師だ...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェト同盟の文化的飛躍」
...土堤に踏段があって...
山本周五郎 「青べか物語」
...私は踏段をおりながら...
山本周五郎 「青べか物語」
...私は踏段をおりながら...
山本周五郎 「青べか物語」
...踏段の右には、樹齢二百年ほどの樫(かし)があり、高さ十五尺ほどのところで切られているため、幹は太くてずんぐりしており、細い枝が幾十本となく、川のほうへと伸びていた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...」君長は女の腕を握って踏段を昇っていった...
横光利一 「日輪」
...千鶴子は機の踏段に足をかけてまた矢代の方へ手を上げた...
横光利一 「旅愁」
便利!手書き漢字入力検索