...いよいよ自宅へ踏み込んで...
井上円了 「おばけの正体」
...素足(すあし)もかまはず踏み込んで...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...思い切って踏み込んでみるか...
豊島与志雄 「神棚」
...一端これを棄ててしまった文壇小説が益々狭隘(きょうあい)な途に踏み込んでしまったのは当然と思われる...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...小太郎の心のままに踏み込んでいなかった...
直木三十五 「南国太平記」
...二人の寝間へ踏み込んで見ると...
中里介山 「大菩薩峠」
...いっその事角屋へ踏み込んで現場を取って抑(おさ)えようと発議(ほつぎ)したが...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...踏み込んでみましょう」「急ぐな八...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...尤(もつと)も踏み込んで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...横合いから踏み込んでいって...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...返事もしないで幕の蔭へつかつかと踏み込んで行つた...
牧野信一 「競馬の日」
...踏み込んで行った捕方たち...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...田畑に踏み込んで事を起こし...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...しかしわれには踏み込んで鉄をも断つべき三尺の宝刀がある...
山本周五郎 「新潮記」
...其後は日々火燵に踏み込んで詩作を鬪はしました...
横瀬夜雨 「花守」
...こんなに婦人の部屋のどこへでも無遠慮に踏み込んで行くことの出来るのも...
横光利一 「旅愁」
...出る匆々(そうそう)草鞋を泥に踏み込んで...
吉江喬松 「木曾御嶽の両面」
...手下(てか)に松明(たいまつ)を持たせてどやどやと踏み込んで来た...
吉川英治 「新・水滸伝」
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