...別の縄によって迷路に踏み込んだのであろう...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...開放された発火坑に最初の足跡をしるして踏み込んだ...
大阪圭吉 「坑鬼」
...「パチパチのボウボウ山とかいふきざな名前の山に踏み込んだばつかりにねえ...
太宰治 「お伽草紙」
...帷を絞って一足踏み込んだそこで...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...さきほどシンクレア氏が見えた部屋に踏み込んだ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「唇のねじれた男」
...警官らは不意にパルドンという男の家へ踏み込んだことがある...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...隣りの車室へ足を踏み込んだ甲野さんは...
夏目漱石 「虞美人草」
...すると彼らは真直(まっすぐ)に波の中に足を踏み込んだ...
夏目漱石 「こころ」
...もう一歩踏み込んだ疑いを挟(さしはさ)まずにはいられませんでした...
夏目漱石 「こころ」
...代助のまだ踏み込んだ事のない未知国であった...
夏目漱石 「それから」
...今までついぞここに足を踏み込んだ例(ためし)のない彼はわざとそこを通り越して横手へ廻った...
夏目漱石 「明暗」
...お延は路を誤まって一歩深田(ふかだ)の中へ踏み込んだような気がした...
夏目漱石 「明暗」
...一歩踏み込んだ孫三郎も...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...七五郎 (不服らしく)そんな事より踏み込んだ方が...
長谷川伸 「瞼の母 二幕六場」
...やば過ぎる所まで踏み込んだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...そこへ大勢の警官が踏み込んだ...
夢野久作 「黒白ストーリー」
...そこらの森の浅瀬へちょっと踏み込んだまでにすぎない...
吉川英治 「私本太平記」
...初めて備前へ踏み込んだ最初の一歩として大きな意義がある...
吉川英治 「新書太閤記」
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