...またこの道に踏み込んだ以上は...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...君の古い兵隊長靴(へいたいながぐつ)はややともするとすぽりすぽりと踏み込んだ...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...私は急いであとを追って門内に踏み込んだ...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...別の縄によって迷路に踏み込んだのであろう...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...扉をあけてお部屋の中へ一歩踏み込んだ私は...
大阪圭吉 「幽霊妻」
...へたにボウボウ山などに踏み込んだが最後...
太宰治 「お伽草紙」
...袋町という袋町に踏み込んだり...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「青玉の十字架」
...誰もいないところに踏み込んだ気持ち……私は立ちすくんだ...
豊島与志雄 「小さき花にも」
...誰も踏み込んだ形勢はない...
中里介山 「大菩薩峠」
...耳に残っている」常盤町というところへ入るともなく足を踏み込んだ七兵衛が...
中里介山 「大菩薩峠」
...代助のまだ踏み込んだ事のない未知国であった...
夏目漱石 「それから」
...今までついぞここに足を踏み込んだ例(ためし)のない彼はわざとそこを通り越して横手へ廻った...
夏目漱石 「明暗」
...一歩踏み込んだ平次は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ビートリスが自室へ踏み込んだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...部屋に踏み込んだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...ついこの奥地まで踏み込んだところが――...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...こんなところにあの一団が踏み込んだらそれこそ一網打尽の素晴しさで後(あと)くされがなくなるだろうに――などと思って...
牧野信一 「鬼涙村」
...ほとんどだれも踏み込んだことのない...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「なぐり合い」
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