...踏みとどまる以上は...
有島武郎 「想片」
...自分が失敗と蹉跌(さてつ)との爲めにここに踏みとどまることが出來ないなら...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...それとも思いがけないアイデアを得て辛(から)くも常人地帯に踏みとどまるか...
海野十三 「ヒルミ夫人の冷蔵鞄」
...一歩でも他の種族にまさった状態に踏みとどまるようにつとめねばならぬが...
丘浅次郎 「民種改善学の実際価値」
...果して村に踏みとどまるか...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...こうした無作法な仲間といっしょに踏みとどまるようになられたのはどういうわけでしょうな? それはほかでもない...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...それで私は踏みとどまることにしましょう...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...浅吉はよろよろとして踏みとどまるところを...
中里介山 「大菩薩峠」
...そんなことで踏みとどまるこの三人でないことは...
中里介山 「大菩薩峠」
...海道に踏みとどまる米友は...
中里介山 「大菩薩峠」
...断乎として踏みとどまる...
中谷宇吉郎 「ピーター・パン」
...(おなかに突き退けられ踏みとどまる...
長谷川伸 「中山七里 二幕五場」
...これまで情熱に心酔して登りつめていた高所に踏みとどまることを許さなくなった...
ホーソーン Nathaniel Hawthorne 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...数人踏みとどまるというようなことになったのであります...
三田村鳶魚 「話に聞いた近藤勇」
...近藤等は京都に踏みとどまることにしたのでもありますし...
三田村鳶魚 「話に聞いた近藤勇」
...踏みとどまる気のない彦太は...
吉川英治 「脚」
...張遼が踏みとどまる...
吉川英治 「三国志」
...だれひとり踏みとどまる敵はない...
吉川英治 「神州天馬侠」
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