...失業中に家を失い、路頭に迷う人々も多い...
...万一路頭に迷うような事がありましては...
芥川龍之介 「奇怪な再会」
...精神的に路頭に迷うの浮浪人たらざるを得なかった...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...かの家なく路頭に迷う老婦は我なり...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...明日(あす)から路頭に迷うのだ...
江戸川乱歩 「五階の窓」
...大部分は路頭に迷う境涯に抛り出された...
富田常雄 「刺青」
...路頭に迷うような騒ぎでてんてこ舞をしていやがる...
中里介山 「大菩薩峠」
...何とかして改良しなくっちゃ信用を落して路頭に迷うような仕儀になると...
夏目漱石 「坑夫」
...路頭に迷う結果はのたれ死にをしなければならない...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...家祿を没収されて幾百千人の家臣は路頭に迷うことでしょう...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...その女房子供も路頭に迷うことであろう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...路頭に迷うことは判り切っております...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...小方は路頭に迷う...
火野葦平 「花と龍」
...僕が辞職するということはただ僕が路頭に迷うようになるという以外に...
平林初之輔 「或る探訪記者の話」
...路頭に迷うことになって――大野 そりゃ...
三好十郎 「猿の図」
...五十五で隱居させられた組は大概路頭に迷う仕組みになつている...
山浦貫一 「老人退場説」
...路頭に迷う父娘へ涙金をくれたと思え」入家の日が来た...
吉川英治 「脚」
...路頭に迷うのはおれのためだと恨むのだろう」「そればかりか...
吉川英治 「江戸三国志」
...路頭に迷うよりは動かぬがましじゃろう」と...
吉川英治 「源頼朝」
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