...」と割膝に跪坐(かしこま)って...
泉鏡花 「歌行燈」
...阿Qは壁に対(むか)って跪坐(きざ)し...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...中央阿弥陀(あみだ)如来の向って右に跪坐(きざ)する観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)の像である...
高村光太郎 「美の日本的源泉」
...それあ月がいいですぜ」桂三郎はそう言って叢のなかへ入って跪坐(しゃが)んだ...
徳田秋声 「蒼白い月」
...跪坐(しゃが)んで莨(たばこ)を喫(す)っていた...
徳田秋声 「あらくれ」
...跪坐(しゃが)んでいたとき言(ことば)を返したのが胸にすえかねたといって...
徳田秋声 「あらくれ」
...山裾の谿川(たにがわ)の岸の草原に跪坐(しゃが)んでいる...
徳田秋声 「あらくれ」
...お島はそこに跪坐(しゃが)んでいる小野田を促した...
徳田秋声 「あらくれ」
...草のうえに休めるために跪坐(しゃが)んだ...
徳田秋声 「あらくれ」
...彼はあっと思って後ろへ跪坐(しゃが)んでしまった...
徳田秋声 「仮装人物」
...跪坐して合掌した...
豊島与志雄 「秦の出発」
...蝦蟇は歯朶の茂みの奥に腹をふくらまして跪坐しており...
豊島与志雄 「夢の図」
...偶像もしくは金銭の前に跪坐(きざ)することは...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...これで正気なんだからね」「居住(いずまい)だけは正気だ」「精神も正気だからさ」「どてらを着て跪坐(かしこまっ)てるのは...
夏目漱石 「虞美人草」
...胡坐をかく事も跪坐る事も出来ない人間だろう」「まあ立ん坊だね」と甲野さんは淋(さび)し気に笑った...
夏目漱石 「虞美人草」
...女児を有つ親という親の心が安んじられるように――と会衆と一緒に跪坐いて祈る...
牧逸馬 「双面獣」
...会衆と一緒に跪坐いて祈る...
牧逸馬 「双面獣」
...その時三好の殿はビレラやダルメイダと同じく跪坐し...
和辻哲郎 「鎖国」
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