...たまたま門前に一人の跛者があって...
井上円了 「おばけの正体」
...自分の跛(びっこ)を意識しなくてよかったんだ...
太宰治 「乞食学生」
...跛行的になってはならないし...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...もはやまっすぐに歩かないで跛(びっこ)を引いている...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...一生跛(ちんば)をひきずらねばならないことだけでした...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 菊池寛訳 「フランダースの犬」
...これが跛足(びっこ)なのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...跛者やしわん棒や...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...どうしてあの跛者(びつこ)の娘のお糸が惡者とわかつたんで?」お糸を送つてホツとすると相變らず八五郎は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その爲に武士を棄(す)てたといふひどい跛者(ちんば)で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...甚助は跛足(びつこ)なんか引かないし...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...わざわざ跛(びっこ)にまでなりました」何んと言う恐ろしい変装でしょう...
野村胡堂 「葬送行進曲」
...向から跛の青年がとぼとぼと歩いてくる...
原民喜 「心願の国」
...ひどい跛(びっこ)をひいている...
火野葦平 「花と龍」
...突き飛ばされる毎にバッタのように驚いてハードル跳びを続けて行く奇態な跛馬と...
牧野信一 「ゼーロン」
...どの例を見ても跛である...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...跛者(はしゃ)であったとも片足神(かたあしがみ)だったともいう者が稀でないのである...
柳田国男 「年中行事覚書」
...ひどい跛行(びっこ)をひかなければ歩けないものとなっていた...
吉川英治 「黒田如水」
...そしてその跛行的(はこうてき)精神を天下一般のもののように誤認し...
吉川英治 「新書太閤記」
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