...さて百姓は蹣跚(よろめ)きながら我家に帰った...
レオニイド・アンドレイエフ Leonid Andrejew 森鴎外訳 「犬」
...フラフラと蹣跚(よろめ)いた...
海野十三 「深夜の市長」
...大道(だいどう)も狭いと云わんばかりに蹣跚(よろめ)いてゆく酔漢の背後に...
海野十三 「東京要塞」
...酔歩蹣跚(すいほまんさん)の姿で...
太宰治 「春の枯葉」
...再び桶の中へ蹣跚(よろめき)き込んだ...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...浴衣(ゆかた)がけで車の前を蹣跚(まんさん)として歩いて行く...
寺田寅彦 「KからQまで」
...485*蹣跚として歩む群...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...蹣跚(まんさん)と改札口を出て行くのが見えた...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...さしおいた伯耆の安綱の刀を持って酔歩蹣跚(すいほまんさん)として...
中里介山 「大菩薩峠」
...橋の詰の方へ酔歩蹣跚(すいほまんさん)として行く姿が見える...
中里介山 「大菩薩峠」
...蹣跚(まんさん)として登校されるようでは...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...引き摺るようにして蹣跚(まんさん)として来たる...
長谷川伸 「中山七里 二幕五場」
...酔歩蹣跚(まんさん)といったぐあいに肩から先に前のめりになってヨロヨロと二三歩泳ぎだすかと思うと...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...「長崎絵」の加比丹(カピタン)のような面をした突兀(とっこつ)たる人物が一種蹣跚(まんさん)たる足どりで入って来て...
久生十蘭 「魔都」
...あの女子(おなご)のために蹣跚(よろめ)いてただ一つの的を狙(ねら)っていた...
ホフマンスタアル Hugo von Hofmannsthal 森鴎外訳 「痴人と死と」
...ぎごちなく蹣跚(よろめ)いた...
宮本百合子 「海浜一日」
...蹣跚(まんさん)たる足どりで...
吉川英治 「私本太平記」
...蹣跚蹣跚(よろよろ)っと坐ってしまうと...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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