...二訳者バアトンは東方諸国を跋渉(ばつせう)した英吉利(イギリス)の陸軍大尉であるが...
芥川龍之介 「リチヤアド・バアトン訳「一千一夜物語」に就いて」
...時の政治家がトキユタの跋扈(ばっこ)を憂いこれを抑えようとしてやりそこなって一層跋扈(ばっこ)させたという口碑があります...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...迷信をいつまでも跋扈(ばっこ)させて置くのはかような人たちである...
丘浅次郎 「改善は頭から」
...迷信は次第に跋扈して...
丘浅次郎 「改善は頭から」
...其の跋扈と云ふものは實にひどい...
田中正造 「公益に有害の鑛業を停止せざる儀に付質問書」
...魑魅魍魎(ちみもうりょう)の跋扈(ばっこ)するような姿を...
谷崎潤一郎 「少年」
...云わば跋行景気に這入ったのであり...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...「宗教的」情熱? 乃至は非科学的行動が跋扈すれば...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...お髯(ひげ)の伯父の跋(ばつ)によれば...
中島敦 「斗南先生」
...武家跋扈(ばっこ)より来る...
長谷川時雨 「明治大正美女追憶」
...クロイツェル、ソナタの跋に、理想の完全に実行し得べきは真の理想でない...
二葉亭四迷 「平凡」
...険路にして天下の跋渉家九州の箱根と名(なづ)く...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...載する所は序十四、跋二十九、書二、記二、考一、墓誌三、雑二で、その重出するものを除けば、序六、跋十八、書一、記一、考一、墓誌一、雑二となる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...抽斎の跋は七月に成つた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...彼等自身二日休んだだけで千二百マイルも跋渉していたのだから...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...肥前肥後の山野を跋渉(ばっしょう)して...
吉川英治 「新書太閤記」
...信長の人もなげな専横跋扈(せんおうばっこ)...
吉川英治 「新書太閤記」
...巨大な恐竜が欧州やアジアの熱帯性ステップに跋扈していた時既にこの途方もない死んだ都市を建設し居住していた存在の本性について...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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