...今後は私慾主義の跋扈するに随ひ...
丘浅次郎 「人類の将来」
...神使のざうりとりさきにはせきたりて跋扈(ふみはだ)かり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...その本の跋(ばつ)に...
太宰治 「惜別」
...本文なしの跋(ばつ)だけは考えられないようなものである...
寺田寅彦 「ねずみと猫」
...科学の方法では一般に研究方法と叙述方法との区別が必要である(マルクス『資本論』第一巻第二版跋参考)...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...お髯(ひげ)の伯父の跋(ばつ)によれば...
中島敦 「斗南先生」
...処が大将頼みもしないのに跋(ばつ)を書いてよこした...
夏目漱石 「正岡子規」
...特に書物の序と跋とを...
萩原朔太郎 「純情小曲集」
...跋萩原朔太郎! 少年時からの懷かしさで...
萩原朔太郎 「純情小曲集」
...武家跋扈(ばっこ)より来る...
長谷川時雨 「明治大正美女追憶」
...室生犀星が跋を書いてゐる...
堀辰雄 「萩原朔太郎」
...世間の人は直段(ねだん)さえ高く出せば上等の品物が買えると思って更にその品質を検査しませんけれども徳義のない商人の跋扈(ばっこ)する世中(よのなか)では決してそう参りません...
村井弦斎 「食道楽」
...子松の跋に見えてゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...わたくしの此に言ふ所は単に流布本の序跋等に見えてゐる限を反復するに過ぎない...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...」跋が又わたくしに霞亭の母の事をも教へる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...山野を跋履した時...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...無政府主義者の跋扈(ばつこ)を...
森鴎外 「妄想」
...武者わらんじで湖沼を跋渉(ばっしょう)したりした後など...
吉川英治 「新書太閤記」
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