...山野を跋渉しなさい」と放送する必要は更に無い...
石川欣一 「山を思う」
...近来はアイコノクラストが到る処に跋扈(ばっこ)しておるから...
内田魯庵 「明治の文学の開拓者」
...淫猥なる三味線がもっぱら温柔郷裡に跋扈(ばっこ)し...
大隈重信 「婦人問題解決の急務」
...かくのごとく鉱業者一人を法律の外において我がまま跋扈をさせるということは...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...徳川幕府末世に跋扈(ばつこ)した多くの戯作の上に顕はれた不真面目な作者の臭味――さういふものから...
田山録弥 「尾崎紅葉とその作品」
...跋文を私にかけとの御言葉はあまりにも意外であつた...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...動もすれば与党の専横と属僚の跋扈との為に...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...現今のごとき多数者の無秩序な跋扈(ばっこ)も...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...唯だ足輕が數が多いか腕つ節が強いかといふ事に依て無暗に跋扈し...
内藤湖南 「應仁の亂に就て」
...一つは兄が私の跋文を紛失させた罪もあるが...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...フランスの人民は貴族の跋扈(ばっこ)に疑いを起こして騒乱の端を開き...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...男爵はおゝさうかと跋を合はされた...
二葉亭四迷 「旅日記」
...その川に沿って彼らは跋渉(ばっしょう)し調査した...
本庄陸男 「石狩川」
...」冬至の日に蘭軒は蘇沈良方(そちんりやうはう)の跋を書いた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...山野を跋渉(ばっしょう)するのを見た...
森鴎外 「渋江抽斎」
...外夷愈(いよ/\)跋扈(ばつこ)せり...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...バックは既に海岸からドースンまでの距離を四度も跋渉していた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...深山幽谷のつもりで跋渉(ばっしょう)して来たところが...
蘭郁二郎 「植物人間」
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