...馬鹿馬鹿しい迷信が相変らず跋扈しているのを見ても知れる...
丘浅次郎 「人間生活の矛盾」
...殊にこの詩巻の自跋(じばつ)の数行はのびのびとしていて力強く...
高村光太郎 「黄山谷について」
...現今のごとき多数者の無秩序な跋扈(ばっこ)も...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...後に明の時にも宦官が跋扈せるも...
内藤湖南 「概括的唐宋時代觀」
...斯くの如き奇怪なる人物が銀座街上に跋扈(ばっこ)していようとは...
永井荷風 「申訳」
...増長跋扈(ばっこ)する...
中里介山 「大菩薩峠」
...別に夥(おびただ)しい野良猫共が跋扈(ばっこ)している由...
中島敦 「光と風と夢」
...表を通る襤褸(ぼろ)を下げた奴が矢張己れが親類まきで毎朝きまつて貰ひに來る跣跋(びつこ)片眼(めつかち)の彼の婆あ何かゞ己れの爲の何に當るか知れはしない...
樋口一葉 「わかれ道」
...現に田辺附近で狐を狩り尽くして兎が跋扈(ばっこ)し...
南方熊楠 「十二支考」
...ほしいままに跋扈してゐるのは向不見の強味を持つ徒輩(ともがら)である...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...蘭軒の跋は下(しも)の如く結んである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...蘭軒は又自らその蔵する所の金沢文庫零本千金方にも跋してゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...」跋が又わたくしに霞亭の母の事をも教へる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...蘭軒に跋文を草することを命じた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...此月蘭軒は「呉刻中蔵経跋」を作つた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...此跋の末にかう云つてゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...跋文(ばつぶん)を読むに...
森鴎外 「渋江抽斎」
...山野を跋渉(ばっしょう)するのを見た...
森鴎外 「渋江抽斎」
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