...ライブで足拍子をするのが楽しい...
...彼女は足拍子とともに歌うのが得意だ...
...足拍子を聞くと自然とリズムに乗ってしまう...
...音楽を聴いているとつい足拍子をしてしまう...
...足拍子を合わせて踊るのは難しいけれど、楽しい...
...行進するように踊っている足拍子を聞いたという...
犬田卯 「一老人」
...足拍子も面白く、やがて、男女二いろの物狂わしい笑い声さえ加わって、地上に立てたほの暗い蝋燭の光の中に、二つの影法師は、まるで楽しい舞踏ででもあるように、いつまでもいつまでも、地均しの踊りを踊り続けるのであった...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...街(まち)の五月(ごぐわつ)……チン ツン くどけば なぁびくチツツン ツントン相生(あひおひ)の松(まあつ)……口三味線(くちさみせん)の足拍子(あしびやうし)空気草履(くうきざうり)の柔(やわら)かさ...
竹久夢二 「桜さく島」
...足拍子をとりながら...
竹久夢二 「誰が・何時・何処で・何をした」
...一體、講中などに加はつてゐる婆さんに限つて、體の達者な、威勢のいゝ老人が多いものだが、此の婆さんもその例に洩れず、とん、とん、と踏む足拍子は、憎らしいほどシヤンとしてゐる...
谷崎潤一郎 「二月堂の夕」
...甲板で手拍子足拍子をとって踊った...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...鎌倉(かまくーら)ア男児ありイ」と足拍子踏みながらやって来しさっきの水兵...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...はさんですてろ」と足拍子にあはせて囃したてながらどこかへ影をかくしてしまつた...
中勘助 「銀の匙」
...余は眺むる中(うち)に図中自(おのずか)ら出語(でがたり)の三味線と足拍子(あしびょうし)の響(ひびき)をさへ聞くが如き心地(ここち)せり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...茂太郎は、足拍子面白く、なお吹きつづけていると、集まった鳩が、左右に飛び惑うて、さながら踊りをおどるが如き形が妙です...
中里介山 「大菩薩峠」
...トツ トツ トツ トツ(駈けてゆく足拍子)白い犬『お褐(ちや)ちやん 負けずに早くお駈け褐色の犬『白さん 負けずに早くお駈け...
野口雨情 「未刊童謡」
...トツ トツ トツ トツ(駈けてゆく足拍子)集つて来た大勢の少年『赤い帽子冠つて 犬が駈けてぐよ集つて来た大勢の少女『青い帽子冠つて 犬が駈けてぐよ...
野口雨情 「未刊童謡」
...屈強(くっきょう)の船頭が三人、足拍子を踏み、声をそろえて漕ぎ立て漕ぎ立て、飛ぶようにしてやって来る...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...足拍子を取つて手を拍ちながら言つた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...――何れが踊りの足拍子とも判別出来ない...
牧野信一 「熱い風」
...ムクムクした足で踊る様に足拍子を取って...
宮本百合子 「暁光」
...足拍子(あしびょうし)もとどろに描(えが)き――そして舞い終ってもなおなかなか終る気色はなかった...
吉川英治 「私本太平記」
...瀬左衛門が毛脛(けずね)を出して足拍子を踏むのも可笑しい...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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