...仏像の肩を足場にして...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...また仏像を足場に...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...南向きの恰好な足場に天幕(テント)を張つて...
薄田泣菫 「茶話」
...大衆という足場に立つことなしに一体どういう文学的進歩をなし得るだろうか...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...世界はその途方もないことを足場にして立っているんだから...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...お絹の持っている小金をやりくりして自分の足場にしようとの腹でしたから...
中里介山 「大菩薩峠」
...提灯を持つて來てくれ」平次はこの藤次郎と名乘る男に案内させて半分崩(くづ)れ殘る足場に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...首尾よく舞臺の足場に辿(たど)り着いたら...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...舞台の足場に飛付き...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...大丈夫だ』と言うので足場にかかったんです...
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」
...今とは異つた足場に立つて事をはじめたでせうよ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...雪と土に汚れた靴を掛けて足場にしたらしいところが見える...
牧逸馬 「双面獣」
...)順々に高く夫々の足場に陣取り...
牧野信一 「毒気」
...足場になる樹々の根瘤が選まれてゐた...
牧野信一 「籔のほとり」
...此地や鄭家屯を足場にして奥地へ進んで行くと聞いた...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...山門の足場に、白い霜が下りるころになると、その足場はこわされて、仏師や塗師(ぬりし)たちも来なくなった...
吉川英治 「親鸞」
...足場にして乗っている板へ手をかけながら...
吉川英治 「宮本武蔵」
...足場には土がもられ...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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