...天井のどの辺を足場にして這えばいいかというような事も心得ていた...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...畸形児は電柱や塀を足場にして次の屋根へと移った...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...(附近には足場になる様な電柱も立木もなかった)また...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...南向きの恰好な足場に天幕(テント)を張つて...
薄田泣菫 「茶話」
...ヨーロツパ文明も侵略と植民を足場にして印度...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...常識は真の知識への一つの足場にはなっても...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...世界はその途方もないことを足場にして立っているんだから...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...幸い植幸(うえこう)の離屋(はなれ)を足場にすることになっていますが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...へっついを足場にその引窓から屋根の上に出た...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...踊り舞臺の足場に登り...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...踊り舞台の足場に登り...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...追分の梅吉のところを足場にして...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...しかも根柢(こんてい)の足場に於て...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...大丈夫だ』と言うので足場にかかったんです...
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」
...その足場にとびあがった阿賀妻は...
本庄陸男 「石狩川」
...雪と土に汚れた靴を掛けて足場にしたらしいところが見える...
牧逸馬 「双面獣」
...ゆうべの梅の木を足場にして...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...外廓(そとぐるわ)の足場にいる左官などへ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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