...(附近には足場になる様な電柱も立木もなかった)また...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...また仏像を足場に...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...これはお堂の中の品物を出し入れする時の足場に作ってあったんで...
谷崎潤一郎 「紀伊国狐憑漆掻語」
...そして日本の各種のインテリゲンチャは日本の真の文化の躍進をば大衆の名に於て又大衆の足場に於て実現せねばならぬ役割におかれているが...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...世界はその途方もないことを足場にして立っているんだから...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...ディオゲネス型の何れもこれを足場に政治行動から遊離する基盤をもっているのである...
中井正一 「知識と政治との遊離」
...お絹の持っている小金をやりくりして自分の足場にしようとの腹でしたから...
中里介山 「大菩薩峠」
...幸い植幸(うえこう)の離屋(はなれ)を足場にすることになっていますが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...提灯を持って来てくれ」平次はこの藤次郎と名乗る男に案内させて半分崩れ残る足場に...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...首尾よく舞臺の足場に辿(たど)り着いたら...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...舞臺の足場に飛びつき...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...追分の梅吉のところを足場にして...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...こちらの急斜面には足場になるようないかなる割目(われめ)も凸起(ボッシュ)もないからである...
久生十蘭 「地底獣国」
...今とは異つた足場に立つて事をはじめたでせうよ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...その足場にとびあがった阿賀妻は...
本庄陸男 「石狩川」
...一本の梅の木を足場にして...
森鴎外 「大塩平八郎」
...それを足場に矢戦(やいくさ)をしかけて来た...
吉川英治 「三国志」
...せまい足場に、白刃と白刃が充(み)ち、呶号や絶叫のもつれに、舟もまた狂顛(きょうてん)した...
吉川英治 「私本太平記」
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