...八人か十人の男が足場に立ち...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...ここに見る石鬼(いしおに)の樋嘴(ひさき)は石葺屋根(いしぶきやね)の水を吐き出して、臺(うてな)に、窓に、隅折上(すみをりあげ)に、鐘樓に、櫓に、軒に、足場に、この入り雜つた深穴(ふかあな)へ落すのだ...
ルイ・ベルトラン Louis Bertrand 上田敏訳 「石工」
...天井のどの辺を足場にして這えばいいかというような事も心得ていた...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...また仏像を足場に...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...これはお堂の中の品物を出し入れする時の足場に作ってあったんで...
谷崎潤一郎 「紀伊国狐憑漆掻語」
...ヨーロツパ文明も侵略と植民を足場にして印度...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...夢中になってその足場に乗った...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...隣の家――今改築中の足場に組んだ建物――にスレスレになっておりますから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...清五郎はあの足場に登つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...提灯を持って来てくれ」平次はこの藤次郎と名乗る男に案内させて半分崩れ残る足場に...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...踊り舞台の足場に登り...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...今とは異つた足場に立つて事をはじめたでせうよ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...二人の頭の上の足場に居て...
牧逸馬 「双面獣」
...一本の梅の木を足場にして...
森鴎外 「大塩平八郎」
...その人は、その基礎の地盤を広やかにゆったり取るから、それを足場に、欲するなら高い雲の上にまでも、我々を昇らせることができるであろう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...山門の足場に、白い霜が下りるころになると、その足場はこわされて、仏師や塗師(ぬりし)たちも来なくなった...
吉川英治 「親鸞」
...足場にして乗っている板へ手をかけながら...
吉川英治 「宮本武蔵」
...足場には土がもられ...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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