...それを足場として一勝負やるために現われてきたものである...
伊丹万作 「政治に関する随想」
...海底に横たわる一隻の汽船の船腹を足場として...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...うまく足のかかった枝を足場として...
田中貢太郎 「太虚司法伝」
...ただこのクライマックスの競馬の場面の鋭いスリルを鋭くするために細かく仕組まれた足場として見ることも出来る...
寺田寅彦 「映画雑感(5[#「5」はローマ数字、1-13-25])」
...ヘーゲルの哲学を足場として...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...大新聞を足場として彼に下されてる判決文...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...塀なり垣根なりを足場として...
中里介山 「大菩薩峠」
...それから帰宅する足場としている...
中里介山 「大菩薩峠」
...こうして神尾を当座の足場として置いて...
中里介山 「大菩薩峠」
...山頂へ登る足場として...
中谷宇吉郎 「北国の春」
...そこらには沙魚(はぜ)釣りの足場として相應(ふさは)しい岩が四つ五つ並んでゐるので...
正宗白鳥 「避病院」
...姫路は中国攻略の足場として...
吉川英治 「黒田如水」
...洲股(すのまた)の新城を足場として前後二回ほど...
吉川英治 「新書太閤記」
...ひとまず菩提山(ぼだいさん)のふもとを足場として...
吉川英治 「新書太閤記」
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