...犯罪から足を洗うため、海外に移住した...
...足を洗うような所はなかった...
伊藤野枝 「転機」
...国府津に足を洗うのは――はたしてきょう...
岩野泡鳴 「耽溺」
...そろそろ足を洗うつもりでいるんだ...
太宰治 「グッド・バイ」
...足を洗うのに都合が好いようであった...
徳田秋声 「縮図」
...手足を洗うて上ろうかとぬれ縁に腰かけた...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...三下(さんした)のちんぴらに至るまで総(すべ)てが足を洗う様に余儀なくされた...
富田常雄 「刺青」
...またも足を洗う手を休めてしまって...
中里介山 「大菩薩峠」
...浴槽の側で昨日女が足を洗うた水は今頃は走り走つて青葉城のめぐりをめぐつて居るかも知れぬ...
長塚節 「旅の日記」
...足を洗うのが面倒だと見える...
夏目漱石 「坑夫」
...それではこれで足を洗うことは出来ません...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...近く足を洗うお由良も最後の奉仕の心算(つもり)で一日店を休んで亀戸の藤見に――それも三四人の友達付でやっと付き合う約束のできたところを...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...足を洗う...
森鴎外 「鶏」
...こうして君子は十年という長い間の旅芸人から足を洗うことができた...
山本禾太郎 「抱茗荷の説」
...手足を洗うならば...
吉川英治 「江戸三国志」
...――各、手足を洗うて、厩(うまや)の馬に鞍(くら)をつけ、先に坂下の門まで出ておるがよい」いい渡すと、「暫時(ざんじ)、失礼を」と、石舟斎は、自分も身支度のため、館(たち)のうちへ入って行った...
吉川英治 「剣の四君子」
...井水(いみず)はどこにございましょうか」「水? ……水を何に遊ばすのか」「足を洗うのでございます」「えっ...
吉川英治 「親鸞」
...お綱がスリの足を洗うためにも...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...使われているものも飲みますがね」「良い酒を?」「犬の足を洗うのにゃ良いでしょうよ...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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