...日本は自ら足れりとする乎...
竹越三叉 「世界の日本乎、亞細亞の日本乎」
...口辯の通譯を以て足れりとする...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...前半生の頁(ページ)だけを繰ってそれで足れりとする人のいう事である...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...豈(あに)衣食住の饒(ゆた)かなるをもってみずから足れりとする者ならんや...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...又飜訳書を読んで自ら足れりとする粗漏なる学者に誤られむことを憂へた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...事足れりとするものだ...
横光利一 「夜の靴」
...理解者だけに對して文學するといふ特殊な節操をもつて足れりとする純文學者ならば問題は別であるが...
吉川英治 「折々の記」
...それをもって足れりとするくらいなら...
吉川英治 「親鸞」
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