例文・使い方一覧でみる「足りている」の意味

...古来慣用せられた登高（とうこう）の一語で足りている... 古来慣用せられた登高の一語で足りているの読み方

永井荷風「十九の秋」

...それで病人に対しての万事は足りている... それで病人に対しての万事は足りているの読み方

中里介山「大菩薩峠」

...心はかなり満ち足りている... 心はかなり満ち足りているの読み方

中村清太郎「ある偃松の独白」

...この手紙の内容は御退院を祝すというだけなんだから一行（いちぎょう）で用が足りている... この手紙の内容は御退院を祝すというだけなんだから一行で用が足りているの読み方

夏目漱石「博士問題とマードック先生と余」

...高く見せる人と評すればそれで足りていると思う... 高く見せる人と評すればそれで足りていると思うの読み方

夏目漱石「彼岸過迄」

...二つで充分に足りている形容詞をも... 二つで充分に足りている形容詞をもの読み方

二葉亭四迷「余が翻訳の標準」

...必要な長さに十分足りていると分かった... 必要な長さに十分足りていると分かったの読み方

フレッド・Ｍ・ホワイト　Fred M. White 奥増夫訳「幽霊島」

...自ら足りている様子を見せようとした... 自ら足りている様子を見せようとしたの読み方

トオマス・マン　Thomas Mann 実吉捷郎訳「道化者」

...十分足りているみのつまった... 十分足りているみのつまったの読み方

宮本百合子「獄中への手紙」

...余裕のある恨み方をするだけで足りている人もある... 余裕のある恨み方をするだけで足りている人もあるの読み方

紫式部與謝野晶子訳「源氏物語」

...自分の知行は二千石を越え財用は充分に足りている... 自分の知行は二千石を越え財用は充分に足りているの読み方

山本周五郎「樅ノ木は残った」

...まだしばらく足りているので二十日ほど行かずにいた... まだしばらく足りているので二十日ほど行かずにいたの読み方

吉川英治「銀河まつり」

...みち足りているすべてのように... みち足りているすべてのようにの読み方

吉川英治「私本太平記」

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