...たじたじと後(うし)ろにさがり...
ハーバート・ジョージ・ウエルズ 海野十三訳 「透明人間」
...思わずたじたじと...
海野十三 「怪塔王」
...たじたじとあとじさりをしながら...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...またもやはっとした彼は思わずたじたじとなった...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「作男・ゴーの名誉」
...十二の目はたじたじとなった...
壺井栄 「赤いステッキ」
...化けたほうでたじたじとなる...
中勘助 「結婚」
...たじたじと後ろの樅(もみ)の木に押しつけられてしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...思わずたじたじとなりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...覚えず――たじたじと富士に圧(お)されつ凍る息毛無山脈は...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...あの――」お喜多は大たじたじです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ガラッ八はただもうたじたじとなるばかりです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...どうして見間違うなんてことがありましょう」警保局長はたじたじとなって...
久生十蘭 「魔都」
...アカーキイ・アカーキエウィッチのその風体(ふうてい)を見ると思わずたじたじと後ずさりをした...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...たじたじの姿を見せたくないから...
宮本百合子 「共産党公判を傍聴して」
...カタミ送りの十郎は無類の出来で団十郎の五郎もたじたじであった...
山本笑月 「明治世相百話」
...柄手(つかで)から腰も挫(くじ)けるほどな圧力を受けてたじたじと乱れ足になったところ...
吉川英治 「剣難女難」
...たじたじと押されつつある...
吉川英治 「新・水滸伝」
...たじたじと二あしほど横っ飛びにすっ飛んだ...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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