...かならず足もとから...
海野十三 「海底都市」
...足もとの鉄格子の間からきこえてきた...
海野十三 「太平洋魔城」
...兵たいは二人のぢき足もとに落ちてゐるのでした...
鈴木三重吉 「一本足の兵隊」
...……・足もとからてふてふが魂のやうに花めうが・夜のふかうして花のいよいよ匂ふ藪蚊をころしまたころし曇る秋空・秋の雨ふるほんにほどよう炊けた御飯で十月二日曇...
種田山頭火 「其中日記」
...とうとうその包みを一羽の足もとまで押しやったら...
寺田寅彦 「とんびと油揚」
...大地が足もとで裂けようと...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...ロベスピエールの足もとでは噴火口となる...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...かうした人間の躓きの足もとを照してやる強大な日光の神様なのだから...
林芙美子 「浮雲」
...この娘はそれでも父の足もとに身を投げ出して...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...といって足もとをひょろつかせながら出て行ったが...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...彼は足もとで何かザラザラと音がするのを耳にとめた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...足もとに横たわる鴉一羽...
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...毎日足もとを見ているがね...
横光利一 「旅愁」
...足もとから立つしぶきに...
吉川英治 「新書太閤記」
...俺の足もとに跪(ひざま)ずかせてやれば...
吉川英治 「親鸞」
...彼の蹌踉(そうろう)として行く足もとを照らしていた...
吉川英治 「親鸞」
...いきなり足もとの石を拾って...
吉川英治 「宮本武蔵」
...老婆の足もとには死骸のような物が一つ横たわっていて...
リットン Edward George Earle Bulwer-Lytton 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
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