...有無をいわさず手どり足どり...
海野十三 「鍵から抜け出した女」
...罪を犯した覺えのある人の足どりで...
スティーヴンスン 佐藤緑葉訳 「若い僧侶の話」
...軽い陽気な足どりで...
ラビンドラナート・タゴール Rabindranath Tagore 宮本百合子訳 「唖娘スバー」
...ゆっくりした足どりで進んで行くうちに...
中里介山 「大菩薩峠」
...あのたどたどしい足どりを...
中里介山 「大菩薩峠」
...踊るような足どりで白川の座席へやってくると...
久生十蘭 「雲の小径」
...「長崎絵」の加比丹(カピタン)のような面をした突兀(とっこつ)たる人物が一種蹣跚(まんさん)たる足どりで入って来て...
久生十蘭 「魔都」
...いそいそした足どりで...
火野葦平 「花と龍」
...蹌踉(そうろう)とした足どりで彼が町を歩いていると...
火野葦平 「糞尿譚」
...用ありげな足どり...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...非常に素早い足どりで萩(はぎ)の枯れ叢...
室生犀星 「野に臥す者」
...自分と傘とで庇(かば)い隠すようにしてなにごともなかったふうな足どりで歩きだした...
山本周五郎 「契りきぬ」
...用心ぶかい足どりで庫裡のほうへ歩きだした...
山本周五郎 「ひとでなし」
...ばか者」こう罵(ののし)りながらひょろひょろした足どりで...
山本周五郎 「風流太平記」
...静かな足どりで去っていった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...「うウい……」またよろよろとした足どりで...
吉川英治 「剣難女難」
...武松の足どりを告げた者には...
吉川英治 「新・水滸伝」
...自信のない迷者の足どりが時折立ちどまってはしきりと不安な顔をして方角を案じているのである...
吉川英治 「親鸞」
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