...ヨロヨロした足どりで...
海野十三 「地球盗難」
...ついついという足どりで...
竹久夢二 「誰が・何時・何処で・何をした」
...みんなの足どりをひとりでに浮き立たせて...
壺井栄 「二十四の瞳」
...彼はさながら痙攣にかかっているような身ぶりと足どりで歩いて行った...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...揃はぬがちのその足どりは?手をひきあつた影の道化はあれもうそこな遠見の橋の黒い擬宝珠の下を通る...
富永太郎 「影絵」
...村医さんの薬はよく合うようでございますから……」神官は安心して足どり正しく透視室を出て行った...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...その足どりとしても...
中里介山 「大菩薩峠」
...ひとり朧(おぼ)ろげな足どりをして...
中里介山 「大菩薩峠」
...ひよろひよろの足どりで村の端まで出て来る...
原民喜 「小さな村」
...僕の足どりは軽くなる...
原民喜 「鎮魂歌」
...有楽町の通りを一人の酔漢が口笛を吹きながら蹣跚たる足どりで歩いて行く...
久生十蘭 「魔都」
...小刻みな足どりで...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...本当に人間らしい姿と足どりとで生きるということがそのようにむずかしいということが抑の問題であるわけです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
......
三好達治 「朝菜集」
...小刻みな性急な足どりで離れへ入ってきて...
矢田津世子 「女心拾遺」
......
山之口貘 「鮪に鰯」
...いつものゆったりとした足どりで近よって来たが...
山本周五郎 「その木戸を通って」
...奈良井の大蔵さんの足どりが分ったのでございます」「そうか」武蔵は...
吉川英治 「宮本武蔵」
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