...通俗小説に安住自足することはできない...
青野季吉 「百万人のそして唯一人の文学」
...しかし自分でも満足するほど...
芥川龍之介 「鼻」
...その人はそのままの境地に満足することが出来よう...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...かく完全なプランの下でも駄目なものだ――この一つのプルーフを得る丈けで私は満足するものでこの将来がどうであるかといふことはエッセンシャルなことゝは思つてゐないものであります...
有島武郎 「農場開放顛末」
...男も女も立ちながら用を足すのだと云う...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...住居(すまい)が広くなっただけでも彼は満足するよりほかなかった...
徳田秋声 「仮装人物」
...今この文章を補足する...
戸坂潤 「思想としての文学」
...しかし一と癖あるものは世間からなし崩しにいじめ殺されて満足するものではない...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...新たな原因や原理を割り当てることで満足するのに対して...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...年に数百の金を得てわずかに妻子を養いもってみずから満足すべけんや...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...もってみずから満足すべからず...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...出入(しゅつにゅう)差引きして幾百幾千円の不足する者あらん...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...単純な人間なら昔なじみのサーカス演芸で満足する...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...それ故に哲学は懐疑から発足するのがつねである...
三木清 「哲学入門」
...そして君たちが真の幸福を理解して(ひとはこれを理解すればするほどこれを享楽することができるのである)・命を延ばそうとか名を残そうとか思わず・その境遇に満足する・ように...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...つまりそれで満足する癖をつけたのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...彼らの満足するような賄賂(わいろ)を贈る余裕があろう...
吉川英治 「三国志」
...そうして鑑賞者もまたそれに満足するか...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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