...それだけでも僕は満足するのである...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...ただこれに滿足することの出來ぬ...
石川啄木 「A LETTER FROM PRISON」
...忍び足する夫人の駒下駄が...
泉鏡花 「婦系図」
...それは満足すべきものであった...
海野十三 「奇賊悲願」
...われも始めて滿足す...
大町桂月 「親馬鹿の旅」
...最後に笑いながらこう言ってつけ足すのを忘れなかったそうだ...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...生き残りうるためには特別な条件が具足することが必要であると思われる...
寺田寅彦 「火山の名について」
...これが不足すれば必ず凶作が来る...
寺田寅彦 「新春偶語」
...カントの批判主義を社会理論に於て補足するカント哲学の一部分(社会哲学?)にしか過ぎない...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...結局写真というものはこんな程度で満足するより仕方がないものと半ばあきらめて来たわけである...
中谷宇吉郎 「自然の恵み」
...この定義で十分満足すべきである...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...一方に於てはエスペラントなるものが此需要を満足する恰好(かつかう)の言語であることを証拠立てるとまあいふべきでせう...
二葉亭四迷 「エスペラントの話」
...たゞの散歩をしてゐるだけで満足する...
牧野信一 「途上日記」
...それを所謂精神物理的統一體であるとすることをもつて滿足することの出來ないのも明かであらう...
三木清 「歴史哲學」
...成功ということで自分も満足するのでしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...脂肪不足すれば含水炭素往(ゆ)きて脂肪に化す...
村井弦斎 「食道楽」
...しかしとうてい律の満足するところまではついてゆけないし...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...今に家の中から古(ふる)卓古(ふる)椅子を運び出さないと席が不足する迄に到らうとは一寸(ちよつと)想像が出来ないやうである...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??